「お金を恵んでください」と言う人たちに疲れた件

[記事公開日]

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以前にもブログで物乞い、物売りなど道端で声をかけてくる人たちのことを書いたけれど、あれから月日が流れ、最近は一見同じように見える物乞い、物売りの中にも色んなパターンがあるんだなってことが見えてきた今日この頃。
そして、以前はそういった人たちに絡まれると、気の毒とか可哀想という気持ちで心が痛むことも多かったのだけど、これも慣れなのかな?最近は遭遇すると「またか…」って、冷酷非道な自分がいたりもします。

さっき「パターンがある」と書いたけれど、遭遇率が高いのはロマ族。
呼び方によっては差別用語にあたるようなので、なんて書くべきかアレですけど。
欧州ではジプシー、ここトルコではチンゲネとか呼ばれてる人達です。

このロマの中にも、「静」と「動」のタイプがいたりして。
「静」タイプは、道端に子連れで座って静かに物乞いをする系。
近くを通ると小声で「お金を恵んでください」とか言ったりするけれど、基本的には積極的に物乞いをするというよりは、”この哀れな私たちを見て、何か恵んで”と言わんばかりの体で表現するタイプ。
一方の「動」タイプは、通行人に花やティッシュを売ろうとしたり、道路で停車する車をターゲットにミネラルウォーターを売ろうとしたり、積極的に絡んでくるタイプ。

物売り、物乞いは子供にも多くて、道端で「お金ちょうだい」と声をかけてきたり、オープンカフェなどにいるとテーブルまで寄ってきて「ティッシュ買いませんか?」とか。
あっさり諦めていく子もいれば、結構粘り強い子もいて。
うちの同居人はそういう時「お金ないんだけど、クレジッカードで払える?」とか真顔でバカなことを聞いてる(笑)
でも実はこれが一番効果があるようで、諦めて立ち去ってくことが多い。

動タイプの中で私がもっとも苦手なのが、何もしないでお金を手に入れようとするパワフルなおばちゃん。
先日3人で道を歩いてたら大声で「お金ちょうだい!」と手を出してきた太った女性がいて。
一緒にいた1人がポケットから10TLを出して渡そうとすると「もっとちょうだいよ、こんな小銭じゃ何も買えないわよ!!」的なことを大声で叫んできました。
「え、、、うちらなんで怒られてんの!?」って、意味わからなくて。
もう1人が「かまうなよ、行こう」って言って私たちが退散しようとすると、そのおばさん、10TLはちゃっかり受け取りながらも、大きな声で何か言いつつ地団駄を踏んでて、かなり恐ろしかったです。
私は聞き取れなったんだけど、知人が言うにはかなり汚い言葉を吐いていたとか。

物乞いをする人には基本「働く」という概念はなく、その生き方は親から子に引継がれている世襲制。
トルコ社会に馴染むことも教育を受けることもなく、独自の生活スタイルを築いている。
好きこのんでやってる、というと語弊があるかもしれないけど、そういう生活スタイルの民族なのだから、少なくともこちらが気の毒に思ったり心を痛めるような問題ではないんだな、って思うようにはなりました。

ところで最近は、ロマとは顔つきや体つきが違う別のタイプの物乞いも増えてるような気がします。
市場で買い物をしてると「〇〇を買いたいからお金くれない?」と言ってくる女性とか。
「この子、病気なんです。お金くれませんか」と言ってくる子持ち女性とか。
アフガンやシリアなどの移民かな?と思ってたけど、もしかしたら普通にトルコ人かも。
最近の物価上昇は本当に強烈で、生活苦の人たちがどんどん増えてるようだし。

ついこの間、夜に公園のベンチでジュースを飲んでいたら、10歳ぐらいの女の子が駆け寄ってきて「こんばんは!いま兄弟と一緒に公園に来たんだけど、お金をくれませんか」って。
あまりに爽やかな態度だったから「これでいい?」と余ってる小銭を渡したら、「チップスが欲しいんですけど...」って意外にも挑戦的で(笑)
「チップスいくら?」→「10TLです」って言うんで10TL渡したら、超礼儀正しく「ありがとうございます!」と言って、スキップしながら去っていった。あれは何だったんだろうな...本当にチップス買ったのかな。

いずれにしても、日本ではこんなこと体験したことはないのでね。
ま、正直疲れるんですよね。

日本に生まれたというだけで、相当に恵まれてますね。
そう、私たちは国ガチャは大当たりだったんですよ、たぶん。


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