トルコ大統領選挙の結果

[記事公開日]

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昨日、トルコ大統領選の2回目が行なわれました。
上位2候補による決選投票の結果、現大統領が当選し、20年にわたる長期政権がさらに続くようですね。
選挙期間中、私が住んでるエリアでは特に大きな集会などはなく、たまに選挙カーが大きな音で走るぐらいだったけれど、一般家庭の家やアパートの窓にエルドアン氏やクルチダルオール氏の顔がでかでかとプリントされた垂れ幕がトルコ国旗とともに飾られてたりして、あぁ、お国柄って感じでした(笑)

トルコって国は、今回の選挙に限らずだけど投票率がいつも高いんですよね。
今回はどれぐらいだったのかな?85%は越えてたのかな。
面白いのは、どちらの候補者にもファンといえるほどの熱狂的な支持者が大勢いることね。
日本だと、そこまで政治家に対して熱い思いを持つ人って少ない気がするが。





↑ このマップ、トルコの県ごとの結果。
オレンジ色のエリアがエルドアン氏、赤色のエリアがクルチダルオール氏が勝った県。
私が住んでる西側の海側エリアは、クルチダルオール氏を支持する人が多かった模様。
他にも、首都のアンカラや大都市イスタンブールも、クルチダルオール氏が勝ってた。
でも、内陸の多くの地域や特に黒海地方のほうではエルドアン氏の支持が多くて、あと国外に住むトルコ人の票もエルドアン氏のほうに多く流れてたようです。
リベラル派より保守派のほうが多かった、現状維持を望む声のほうが多かった、ってことなんですかね。
今回はひょっとして政権交代?って思ったけど(特に1回目の選挙のとき)、与野党交代ってなかなか難しいのかもね。

外の人間からすると、今のこのトルコの悲惨な経済状況下ではまずトップが変わるべきなんじゃないかって思う人も多いと思うけど、トルコ国民からしたら20年間この国を率いたエルドアン氏に対する一定の評価もあるようで。
それに今回TVの報道を見てて思ったけど、やっぱり現大統領はカリスマ性があるんだな。
あと、政教分離とはいえ宗教的な要素も大きく働いてる気がする。
現状がどうであれ、彼が言うことなら、彼がすることなら、と疑いなく信じてる人たちが多くいるってことだ。
それに、仮に与野党交代したところで今あるトルコの問題が全て解決に向かうのかっていうと、それもどうなんだろう?ってね。
現大統領の強権体制が良いほうに働いてた一面もあるのかもしれないし。特に外交。
ま、これは変わってみないと分からないことだけど。
今回の選挙結果を残念に思った国、たくさんあったでしょうね。

にしても、トルコもあれですよね、政治家がおじいちゃんよね。
エルドアン氏が現在69歳、クルチダルオール氏が現在74歳ですって。
アメリカのバイデン大統領80歳にはかなわないけど。
トルコの平均寿命は確か70代半ばだったはず。寿命近い年齢の人が国を背負うってね。
実際、少し前にエルドアン氏は健康状態が悪化してるって報道されてたし。

選挙当日、投票所に動物(羊?)を連れてきたり、なんか変なコスプレして投票に来てる人とかもいて、見てる分にはなかなかに面白い選挙でした。


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