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職業としては馴染みのあるパイロット、CAの舞台裏を見てきましたが、次は完全なるバックオフィス、グランドスタッフの皆さんのお仕事を見学させてもらいました。
直接お客さんやユーザーと接するフロント業務のある組織には、大抵バックに彼らを支える陰の働き者がいるものですが、航空業界はその規模が大きいために、グランドスタッフの人数も多いんです。
定時運航させるためのコントロール部門
出発便/到着便のコントロール、運航乗務員や搭乗エリアにいるスタッフとの連携、貨物の調整、トラブル対応など、飛行機を安全に定時運航させるための諸々の業務を行なう皆さんです。
パイロットやCAのエリアに比べると、ここは端末やモニターなどが多くて、まさにオフィスって感じです。
見学中も、無線が入ったり電話が鳴ったりとバタバタしていて、スタッフの方々はとても忙しそうでした。
早朝から深夜にかけて離発着する便があるので、勤務は早番と遅番のシフト体制。
ここで働くのは、現場での経験も豊富なベテランさんが多いそうですよ。
時間ギリギリの搭乗はやめよう
スタッフの皆さんはJALPASという端末を使っていて、これで飛行機の座席の様子、乗客のステータスなどを確認することができるそうです。
保安検査場やゲートの端末と連動しているので、搭乗する予定のお客様が今どこまで通っているか、全部お見通しとのこと。
そして、しかるべき時間に手続きができていないお客様がいると、アナウンスをかけたり、スタッフが走り回って探したりするそうです。
ごめんなさい!今までにアナウンスしていただいたこと、2回もあります。
これからはスタッフの皆さんをハラハラさせないよう、迷惑をかけないよう、早めの行動を心がけます。
問題管理、工程管理、スポット管理
このチームは、天王洲にあるオペレーションコントロールセンターの羽田版。
機体や貨物などに問題があると、ここに連絡が入るそうです。
全体をコントロールする、ステーション・コントローラーと呼ばれる人たち。
1人の机に、モニターが5台も!
一方、便ごとの管理をしているフライト・コーディネーターと呼ばれる人たちは、1便ごとの工程管理を行なっているそうです。
航空機を駐機する”スポット”の管理をする人もいます。
ちょうどこの見学会の当日、風がとても強くて、風速が規定値を越えていたために、3本あるうちの滑走路の1本が使用できなくなったそうです。
そこで、離発着する便を2本の滑走路に振り分けし、スポットの調整をする必要があった為、午前中は大忙しだったとか。
ロードプランニング、ウェイト&バランス
飛行機の貨物の搭載計画をたてるお仕事。
このお仕事は、以前テレビ番組でちょっと見たことがあります。
窓に向かって座っているロードプランナーと呼ばれる方々が、出発の30分前までに貨物の搭載計画をたてます。
取り扱い注意が必要なもの、動物など、様々な貨物を載せるにあたり、安全を考えてプランニングするんですね。
各飛行機の総重量を計算して、最終的にコックピットにデータを送信する。
これをしないと、飛行機は出発できないそうです。
飛行機というのは、重心がどこにあるかがポイントで、左右より前後のバランスが重要なんですって。
乗客の総量については、1人70kgとして自動計算されるそうです。
ですが、例えばお相撲さんやラグビー部など、つまり体格が極端によろしいグループが搭乗予定のときは、事前に体重を聞いて微調整してるんですって。
ちなみに、通常ロードプランニングはシステムで行ないますが、不具合時は手作業。
そうなると、もう時間との勝負ですよねぇ。
定時運航、安全第一
今やってるTBSドラマ「あぽやん~走る国際空港」を見てても、空港職員の方々が定時運航を守ろうと奮闘している様子が分かりますが、バックオフィスも同じですね。
そして、責任ある業務に就く皆さんの日々のお仕事、そのプレッシャーたるや、大変なものだろうと感じました。
でも、そのおかげで私たちが安全に飛行機に乗れているわけだから、感謝しないといけませんよね。
次は、オペレーションセンターを出て、ターミナルビルへ移動。
2つのラウンジ探検です!
今回のイベントは、一般向けに実施されている整備工場見学とは見学内容が異なり、撮影制限の厳しいエリアに特別に入らせていただいております。
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