アテネの街歩きPart1-ゼウス神殿~アクロポリス博物館~アクロポリス(パルテノン神殿)

[記事公開日]2017年6月29日

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アテネに到着した日、宿泊したホテルに荷物を置いてすぐ、11時頃から散策を開始しました。
訪れた場所は、ゼウス神殿 → アクロポリス博物館 → アクロポリス。

アテネには、アクロポリスをはじめ、遺跡や博物館など7つの施設に入場できる共通チケットがあります。利用期限は5日間で、夏季のオンシーズンだと料金は30ユーロ。

ちなみにこの共通チケット、ほんの数年前は半額ぐらいだった様子。
アテネではこの何年かの間に、色んなものがだいぶ値上げしているようで、タクシー料金や各施設の入場料など、古いガイドブックに書かれている物は全く参考になりませんね。

共通チケットで入れる施設は以下の7つ。

– ACROPOLIS AND SLOPES/アクロポリス
– ANCIENT AGORA(AND THE MUSEUM OF THE STOA OF ATTALOS)/古代アゴラ(アタロスの柱廊・博物館)
– ROMAN AGORA/ローマンアゴラ
– THE LIBRARY OF HADRIAN/アドリアヌスの図書館
– OLYMPIEION/オリンピア・ゼウス神殿
– KERAMEIKOS(AND MUSEUM IN THE SITE)/ケラミコス(遺跡・博物館)
– LYKEION OF ARISTOTLE/アリストテレスのリュケイオン

この中で、やはりメインとなるのは、パルテノン神殿のあるアクロポリスでしょう。
それと、個人的には古代アゴラもかなり興味がありました。
また、この共通チケットには含まれていないアクロポリス博物館や国立考古学博物館も、マストで行きたかった場所です。

まず初日は、アクロポリスをハイライトとして、どう周るのが効率的かを考えた結果、ゼウス神殿→アクロポリス博物館→アクロポリス というルートにしました。




この地図の、右の赤く囲った四角①が、ゼウス神殿。
ゼウス神殿の西側、アクロポリス駅近くの赤い囲い②が、アクロポリス博物館。
そして、③の大きな囲いが、パルテノン神殿があるアクロポリスです。

アクロポリスには、入り口が2カ所あるのだけど(黄色くマーキングしてあるところ)、多くの人が利用する西側のメインの入り口は、チケット売り場がかなり混雑するという噂。
一方、南東側の小さな入り口は、人の出入りが少なく空いている上に、パルテノン神殿までの動線がよく、途中ディオニソス劇場→ヘロド・アティクス音楽堂を途中で見れる。
かつ、最初に訪れるゼウス神殿で共通チケットを買ってしまえば、アクロポリスの入場時に列に並ぶ必要もなし。
このルートで行ったのは、我ながらなかなか良いアイデアだったかなと思いました。


オリンピア・ゼウス神殿




オリンポスの神ゼウスに捧げられた神殿。
建てられたのは紀元前で、その当時は104本の円柱が並んでいたらしいけど、現在はこんな寂しいことになってます。





柵越しに遠目に見て帰ってしまう人も多いようで、チケットを買い求める人も少ないんでしょうか、ガラガラ。





道路沿いにある、アドリアノス門。
よくこんな上手い具合に残ったなぁ、と。







柵越しにも見えるとはいえ、やっぱり近くで見るとかなりの迫力で感動します。
視線を先のほうにやると、パルテノン神殿も見えますし。コラボ写真が撮れますよ。
こんな円柱が104本も建っていたということは、想像するにかなり巨大な神殿だったのでしょうね。






円柱の上のほうの細かな装飾は、裸眼ではよく見えないので、カメラをズームして。
大昔にこんなの作ったって、素晴らしいですね。
大きな地震でもあれば、すぐに崩れてしまいそうなぐらい大きなヒビがあって、心配。






横になってると、ちくわぶに見えてくるんですけど。
しかもこの置かれ方は、無造作なのか?演出なのか??





ゼウス神殿を出たところで、唐突に寝ているこんな人を発見。
ここ公園でも何でもなく、手前はすぐもう大きな道路なんですよ(笑)
ポケットからお財布飛び出ちゃって、平気か・・・?観光客ではなさそう。
呑気なギリシャ人でしょうか?





ゼウス神殿から次の目的地アクロポリス博物館へ向かう途中、「FRESKO」という、ギリシャヨーグルトの人気店に寄りました。
濃厚なギリシャヨーグルトに、トッピングを選んでかけてもらいました。
おやつにピッタリ!美味しかった。



アクロポリス博物館


事前にガイドブックやネットで調べている時、混乱したのが「アクロポリス博物館」。
というのも、「アクロポリス博物館」と、「新アクロポリス博物館」と、表記が混在してるんですよ。
この博物館、実際には2つあるわけではなくて、元々はアクロポリスの丘の上にあった「アクロポリス博物館」が、何年か前に現在の場所に移設され、それを区別するために、「新アクロポリス博物館」と記載しているのであろうことが、最終的には何となく分かったんですが、当初は2つの違う博物館があるのだと勘違いしてました。





まだ新しくて立派な博物館です。





入り口に入る前から、もうこんな演出が始まっています。
さすがアテネ、遺跡の宝庫!というか、遺跡の上に街があるんだな、というのが分かりますね。掘ればどんどん出てくるんだろうなー。






アクロポリス博物館には、アクロポリス周辺で発掘された出土品や、パルテノン神殿を飾った彫刻類や神殿への奉納物など、とにかくものすごい量のお宝が収蔵されていて、見ごたえ半端ないです。
係員に撮影OKと確認したところだけ、ほんの何枚か写真に収めたけれど、肉眼でじっくり見て楽しい博物館でした。
旅行前にギリシャ神話を少し読んでいて、神々のエピソードがうっすら頭に入っていたので、あーこの人、あれしちゃった人ね・・・みたいな(笑)余計に楽しめた。

以前トルコに行った時にも感じたことだけど、ギリシャでももちろん、この辺の地域に住む人々は神話や民話と共に生きていて、それらは彼らとって歴史の原点なんだろうなぁと。
例えば、アテネでもタクシーに乗れば、運転手がアジア人の私たちにも当たり前のように、神話にまつわる話をしてくる。
彼らはきっと、ギリシャ神話なんて全世界の人が当然知ってる、って思ってると思う。

ということで、神話の国ギリシャに行くなら、事前にギリシャ神話を少しお勉強しておくと、何十倍も楽しめると思います。



アクロポリス


アクロポリス博物館を後にして、ついに何年も前から行きたかったアクロポリスへ。




まずは、アクロポリスの丘の南麓にある、ディオニソスの劇場。
紀元前6世紀に建造された、ギリシャ最古の劇場跡です。
かなり大型の野外劇場だったようです。





舞台の全面部分には、ディオニソスの生涯をモチーフとしたレリーフが。

この劇場跡で、ずーっと写真撮影しているアジア系のカップルがいました。
女性のほうは、頭に月桂樹の冠アクセサリーをのせて、オシャレなドレス着て、おそらく女神になりきっていたのかと。
こういう素人のなりきり撮り、最近どの観光地でもよく見かける風景ですね・・・(*_*;





ヘロド・アティクス音楽堂。
32段ある客席に、当時は5,000人を収容したのだとか。
ここは現在でも、アテネ・フェスティバルの会場として使われているそうです。
すごいですね・・・建ったの紀元161年ですよ?それが今でも普通に利用されてるなんて。





さぁ来ました、聖域への入り口。
「プロピライア」と呼ばれる、大理石で飾られた門。





ここまで来るのに、階段や坂道を登ってきて結構しんどかったけど、この先にパルテノン神殿が!と思うと、疲れもふっ飛びましたね。





パルテノン神殿です!
目に入ってきたのが、いきなり工事中の部分で、ちょっとびっくり。





修復作業なんで仕方ないですね。もう何十年も前からずーっとやってるそうですから。
サグラダ・ファミリアみたいなもんで、工事あってのパルテノン。





でも、反対側から見ると綺麗。
これが、ギリシャ建築の最高峰なんですねぇ。





内部には入れないけど、残っている柱や、所々復元された彫刻などから、当時の神殿を空想しちゃいます。





破風や浮き彫り板の装飾、実物はアクロポリス博物館に移されています。
この装飾は、復元されたものでしょうね。





神殿の周囲、礎石だけの廃墟感がまたリアルで、いいです。





展望台。
丘の頂上から見おろすアテネの街、素敵でした。





パルテノン神殿の向いに建つ、エレクティオン神殿。
イオニア式という建築だそうです。




南側にある少し飛び出ているポーチ、「少女の玄関」と呼ばれており、6体の柱像が玄関の屋根を支えています。
実はこの柱像はレプリカで、先ほどアクロポリス博物館のところで載せた写真に、同じ少女像がありましたでしょ?あちらが本物です。
ちなみに、6体のうち5体はアクロポリス博物館にあって、もう1体はなぜか大英博物館にあるそうです。





私たちは、メインの入り口ではないほうから入ったので、最後にチケット売り場近くのこちら、ブーレエの門を通って出ました。






アクロポリスを後にして、モナスティラキ広場方面へ。
可愛い通りにお土産屋さんが並んでたりして、楽しいお散歩になりました。

なんか、気づいたらすごい長い記事になってしまいましたね。
アテネの街歩きPart1でした。次回へつづく・・・。


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