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ワルシャワの空港に「ショパン空港」という名が付けられているほど、やっぱりワルシャワといったらショパンですね。
ショパンを英語で書くと「Chopin」。チョピン?気になって調べたら、英語の発音でもショパンでいいみたい(笑)
そんな偉大な音楽家フレデリック・ショパンに関連するスポットと、ワルシャワで2つのピアノコンサートへ行ったので、ちょっとご紹介です。
ワルシャワ大学の敷地内にある、ショパンが家族と住んでいた家。
2階の2つの窓の間、外壁に白いショパンのレリーフが飾られていました。
ミョドヴァ(Miedowa)通り沿いにあったここ。
1829年12月19に、初めてショパンの公開演奏会が行なわれた場所、と書いてありました。
ショパンは1930年にポーランドを離れているので、その直前ですね。
後で調べたところ、このミョドヴァ通り周辺というのはショパンが若かりし頃、放課後カフェに通ったり、新しい楽譜を探して店に行ったり、多くの場所を過ごしたエリアだったみたいです。
ワルシャワ街歩きPart3-世界遺産ワルシャワ歴史地区でもちょっと書いたけど、クラクフ郊外通り沿いに建つ、聖十字架教会。
教会の本堂、石柱の下に、ショパンの心臓が埋められています。
ショパンの心臓が埋められている石柱は、祭壇に向かってある中央の通路から左手。
観光客が写真を撮ったりしてるし、ショパンのプレートが掲げられているので、わりと分かりやすいかも。
↑この石柱です。
パリで亡くなったショパンは、生前「自分が死んだら心臓だけは祖国ポーランドに戻して欲しい」と頼んでいたらしく、この教会の柱のひとつに埋められたんだけど、第2次世界大戦中、ドイツ軍に破壊されて、心臓も持ち出されてしまったんだとか。
でも、戦後この教会が再建された時に、心臓もまた同じ場所に返還されたらしいです。すごいエピソードですね。
ワルシャワの街、あちこちにこんな椅子がありました。
椅子にボタンが付いていて、押すとショパンの曲が流れるという。
見つけるたび、とりあえず押して、曲流してました。優雅な椅子だわ。
ショパン博物館にも行きました。
このショパン博物館、日曜日は入場料が無料だそうで、行った日がたまたま日曜日だったので、タダで入れてしまった。ラッキー。
館内、素敵な雰囲気でした。
ショパン手書きの楽譜とかあるのに、写真も自由に撮っていいとのことでした。
楽譜のほかにも、ショパンが誰かにあてて書いた手紙とかも飾られてたけど、字が超~細かくて達筆で。繊細な人だったんだろうな。
パリのサロンが再現されたコーナーに、ショパンが最後に使用したグランドピアノがありました。
このグランドピアノの他にも、同じくショパンが使っていたという小さめなアップライトピアノもあって、現代のピアノとはだいぶ見た目も違ってましたね。
ショパンの楽曲が聴けるコーナーもありました。
ポロネーズ、マズルカ、ワルツなど、種類ごとに聴けるブースが分かれていて、人も少なくて空いてたので、一応ひととおり聴いてきました。
死後のコーナー。ショパンのマスクや手。
手は、私の手よりあきらかに小さかったです。って、私の手がデカすぎなんですけど(笑)
そういえば、このショパン博物館のスタッフの一人、ポーランド人女性が日本語で話しかけてきてくれ、色々と展示物の説明をしてくれました。まだ勉強中なのかな?っていう感じの日本語レベルだったけど、とても一生懸命だった。
ショパン博物館を出たところには、楽譜の壁がありました。
館内の中庭からも見えたけど、博物館の向いに建つビルの壁画。
真ん中にショパンいます。
ワジェンキ公園という公園では、5月から9月にかけて、日曜の12時と16時の2回、ショパンの野外ピアノコンサートが行なわれています。日曜日に行ってきました。無料。
後方には椅子があって、前方は芝生に直接座る感じ。
ショパンの銅像の右横、小さなテントみたいのがある場所で、ピアノを演奏してます。
結構広いスペースで、大型スピーカーが何台も設置されてました。
16時の回に行ったけど、日差しが強くて暑かった。
雰囲気は良かったけど、野外のコンサートって私自身がちょっと慣れてないのと、目の前の大きなスピーカーから聴こえるピアノの音に少し違和感があって。
個人的には、この後で紹介するサロン式のピアノコンサートのほうがより楽しめたかな。
旧市街のある一角で毎晩催されている、ショパンのピアノコンサート。
「Time for Chopin」
こじんまりした空間で、グランドピアノを囲むように席が配置され、ちゃんとは数えなかったけど、だいたい50~60席ぐらい?
KAWAIのピアノ。
満席で始まったコンサート。
涼しくなった夕方、窓を開けて涼しい風が通る中で、7~8曲を弾いてくれました。
中にはよく知ってる曲もいくつかあって、とっても良かった。
途中の休憩時間では、飲み物(ポーランドのお酒かジュース)をいただきました。
女性がピアニスト、隣りのオジさんは司会の人。
このサロンコンサートは、旧市街でもチケット売りの案内人が看板を出して立ってたので、当日の空席があればすぐにチケットは購入できると思います。
座席数が少ない小さなコンサートだから、オンシーズンとか、絶対に行きたいなら事前予約したほうがいいかも。
ホームページ(https://timeforchopin.eu/en/)で事前予約&購入できます。クレジットカード払い。
上記サイトには演奏スケジュールが出てて、日によってピアニストも演目も変わるので、自分が聴いてみたい楽曲がある時を狙うのもいいかもね。
私も4歳から10年間ほどピアノを習っていて、もちろんショパンもたくさん弾いたけど、大人になってからはクラシック音楽への興味じたいも薄れてしまい、ピアノの生演奏を聴く機会もほとんどなくなっちゃった。
けど、たまにはいいですね、こういうの。
オーストリアのザルツブルグではモーツアルト、チェコのプラハではスメタナと、今までも旅先でその国で生まれた作曲家の音楽をコンサートで聴いたけど、雰囲気に流されやすい私のような人間は、やっぱりその土地で聴く音楽はいいわ~って思ってしまう、単純なので。
そして、お気軽に参加できるお値段的にもリーズナブルなコンサートが各地であるヨーロッパの国々、ほんと羨ましいです。
最後に、ワルシャワ中央駅近くの横断歩道。
よく見ると、横断歩道がピアノの鍵盤柄になってます。
こんなところまでショパンなワルシャワでした。
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