海外生活3ヶ月が経過しての雑感

[記事公開日]2021年2月1日

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イスタンブールトルコで新生活をはじめて約2週間が経過した頃、新生活開始から2週間が経過しての雑感 を書いたけれど、今日はちょうど3ヶ月が経過しようとしている今の心模様をブログに残しておこうかなと思います。
ついでに今回は、トルコという国についても少し触れてみようかなと。トルコ人ってどんな感じなの?物価とかどんなもんなの?外国人にとって住みやすいの?など、住みはじめて分かったことも書いてみますね。

トルコ人並みにできるようになったこと


3ヶ月の間に、この国で楽に生きるためのコツ、処世術みたいなものが多少は身についたように思います。
郷に入れば郷に従えで、できる限りこの地に住む人に倣うように心がけています。それは、良いことも悪いことも…。

適応できるようになったこと、いくつか例をあげると...

まず、信号無視して道路を横断できるようになりました。
これトルコ人は当たり前にしていて、ひとり正義を振りかざして信号が変わるのを待ってると置いてけぼりになるので。
最初の頃は大きな道路を渡るのが怖かったけど、今では慣れたもんで、もはや信号など見てないかも。


それから、トルコリラでの金銭感覚がだいぶ身に付いたので、少し賢くお買い物できるようになりました。
日本円の金額をベースに考えちゃうと安く感じる物が多いけど、もうトルコリラでの生活がベースなのだから、普段のお買い物でいちいち頭の中で日本円換算するのはやめました。
そうすると、トルコ意外と物価高いなー!って感じちゃうんだけどね。

特に野菜や果物は、旬の安くなってるものを中心に買うようになりました。
お買い物は上手になったけど、いまだ小銭がうまく使いこなせず貯まっていくので、財布の中がいつもコインでパンパン、という状況は変わらずです。


そして、いつの間にか「バクラヴァ(baklava)」を2個食べれるようになりました。
バクラヴァとは、ド甘いシロップがかかったパイ菓子で、最初の頃は1個が限界でした。強烈な甘さなので。
それが、ちょこちょこ食べているうちに甘さに慣れてきたのか、先日は訪問先で出されたバクラヴァ2個をペロッと平らげてて、自分でもビックリしました。


トルコのスイーツ

↑写真の右下がバクラヴァ。トルコのスイーツは日本人にとっては甘すぎると感じるかもしれないけど、美味しい物も多い。
私が今のところ一番好きなスイーツは、↑写真の右上の「キュネフェ (Künefe)」。
キュネフェのカイマック載せは最高です。

ちなみに、トルコ人でも最近、健康を気にして甘い物を控えてる人は結構います。
私の知人にも、チャイには砂糖入れない、甘いシロップ菓子はなるべく食べないなど、糖類カットを心がけてる人がいます。
砂糖の摂りすぎはよくないからね。私も甘味に慣れすぎないようにしないと。


トルコには、近距離や中距離を走る「ドルムシュ」や「ミニバス」といった乗り合いのタクシーやバスがあります。
最近はこれら乗り物に、躊躇なく乗れるようになりました。
行き先を確認したり、運賃を払ったり(ICカードはない)、目的の場所で「降りまーす」と伝えなければならなかったり、外国人には何かとハードルが高い移動手段。
最初の頃は言葉の問題もあって一人の時はなかなか乗る勇気がなく、ちょっと遠いなと思う行き先でも頑張って歩いたりしてました。
こういったローカルな乗り物を使いこなせるようになると、こちらでの生活に慣れてきたんだなーと実感します。



便利なものが恋しいこの頃


生活に最低限必要な物はこちらでも手に入るのでそこまで不便は感じてはいないけれど、今思えば日本には安くて使い勝手の良いものが多く、生活の不便を解消してくれるグッズがたくさんあったんだなぁと感じています。100円ショップが恋しい日々。
特に生活雑貨品に関しては種類も少ないし、こちらの物価を考えるとやけに高い物もあります。”安くていい物”を探すのがなかなか難しい。

先日もこちらのラップフィルムを買ったんだけど、サランラップやクレラップのような使い心地、切れ味を想像すると泣きたくなるレベルで、改めて日本の技術、日本人の発想、器用さに感心しています。
次回帰国した時に買いたいものを思いついた都度忘れないようにEvernoteにメモしてるけど、日に日にその数が増えている...。



トルコってどんな国?


ここからは、トルコについておさらい。

トルコの面積は約78万平方kmで日本の約2倍、人口は約8,200万人で日本の約6.4割。
古いガイドブックには「トルコの人口は日本のちょうど半分」って書いてあるけど、日本の人口が減って、トルコの人口が増えているので、ジワジワ追い上げてますよ。

中位年齢が約48.9歳という高齢化社会の日本に比べて、トルコは約31.6歳と若い人が多い。
とはいえ、トルコも都市部を中心に晩婚化、出生率の低下が進み、寿命はどんどん延びているので、中位年齢は年々上がってるようですが。
女性の社会進出はEU諸国などと比べるとまだ遅れているけれど、都市部ではバリバリ働いているキャリア女性も多いとか。

トルコは、100%を超える食料自給率を維持していて、農業従事者が多い国。
地政学リスク、現政権の独裁化など、不安定要素の多い国という印象と同時に、若い労働力、農業政策の伸びなど、明るい未来も想像できる国だなと、個人的には感じています。



トルコ人に親日家が多いという話


ところで、トルコ人は親日家が多い、トルコは親日国である、と一般的に言われてますが、それは間違っていないと思います。
実際にこの国に住んでいて、日本人が好きだ、日本は良い国だ、と言ってくれるトルコ人は多く、親日家が多いってのは本当だな、と実感する場面はとても多いので。

ただ、聞いてた話とちょっと違うぞ、ってこともあります。聞いてた話というのは、主にネット情報だけど(笑)
トルコが親日国である理由に、「1890年のエルトゥールル号事件」と「テヘランでのトルコ民間航空機による日本人救出」の2つの歴史的背景を出されることがあります。
(この辺の話は、映画「海難1890」を観るとよく分かります)

トルコ人でこの歴史ストーリーを知らない人はいない、だから親日家が多いんだって聞いてたんですけど。
こちらへ来てから知り合った人にこの話題を出してみると、意外と知らないって人が多くて、あれ?っていうね。
現役大学生なら知ってるかと思ったけど、へぇーそんなことがあったんすか?って反応。
さすがに、知人の奥様で中学校の歴史の先生は、もちろん知ってる!と言ってたけど。

逆によく聞くのは、原爆の話(日本にあんなことしたアメリカ許せん!)や、地震が多い(お互いに助けあってるよね)ってことを言ってくる人が多いかな。
あと、K-POPの人気からか、韓国人が好きという若い子たちが多い、って話も聞きました。
日本のジャニーズも頑張って。

トルコは元々おもてなし文化がすごい国で、慈悲深い人が多いなと感じています。
長年トルコに住んでいる外国人も、トルコの”hospitality”についてはよく褒めているので、親日云々の前に、優しい人は誰に対しても優しいんだと思います。
もちろん、そうでない人もいますし、日本人と分かると特別に親切にしてくれる、って人もたくさんいるとは思いますが。

ちなみに私は、よく街で声をかけられる際に「ウズベキスタン?」と聞かれます。
「どこから来たのですか?」ではなく、ピンポイントでウズベキスタンです。
この3ヶ月で第一声に「日本人ですか?」と聞かれたことが一度もありません。
理由はおそらく、移民で住んでいるウズベキスタン人が多いんだろうと思います。
それに、〇〇スタンってつく民族って、日本人に顔が似てるみたいですね。
最近はマスクしてて目元しか見えないから、余計そうなのかもしれません。



外国人にとっての住みやすさ


海外に長期滞在するとなるとそれなりのビザが必要になりますが、その点ではトルコは今のところ移住がしやすい国かもしれません。
というのも、OECD加盟国である日本の国籍保持者の場合、特に学生や労働のビザがなくても申請すれば滞在許可をもらえるから。(今のところは。今後は変わるかも)

住みやすさというのは人それぞれの価値観で大きく変わるので、あくまで私の場合はという前提ですが、トルコは比較的住みやすいと感じています。
過去のイギリスやドイツでの生活と比べても、トルコは暮らしやすいです。

その大きな理由が、やはり食かなと。
私の場合、食事が楽しめない国では暮らせません。日々のストレスに直結するので。
それから、日本人、アジア人に対する差別がない、少ないという点も大事。
それと、これもひとつ私にとっては住みやすいと感じる理由の一つだなと最近思うのが、自己主張が苦手でも生きていけること。
自己主張してナンボ、自己の権利を主張できない人はダメ、みたいな国だと、日本人にしてはハッキリ物を言う私ですら、ちょっと疲れるんです。
その点トルコは、良い意味でも悪い意味でも”いい加減”というか、白黒ハッキリさせずにフワッと生きてても何も言われないというか。
この国でむしろ大事なのは、広い人脈とコネかなって感じてます(笑)

最後に、生活費のことをよく聞かれるので、ちょこっと書いておきます。日本円額は本日の為替レートで。
現在の住まいは家具付きの賃貸物件で、間取りは1LDK、家賃が1,000TL(約14,000円)。
部屋の暖房と給湯はガスですが、ガス代が今の冬の時期で120TL(約1,700円)、電気代が60TL(約850円)、水道代が30TL(約400円)。
1ヶ月の光熱費の合計は、約210TL(約3,000円)ってとこですかね。
ケーブルTV+インターネット:108TL(約1,500円)とスマホSIM:50TL(約700円)を入れても、固定費として毎月かかるのは2万円ぐらい。
2人で住んでてこの額なので、生活費は日本と比べるとだいぶ安いですね。
野菜やフルーツは安く、卵やお肉はまぁまぁ。自炊中心(贅沢しない)なら、食費もそんなにかからないです。

というわけで、今のところはトルコは住みやすいと感じています。
ただ、長く住んでいる人の話だと、それなりに困難に直面することも多々あるようですが。
まぁそれはトルコに限らず、どこの国でも外国人として暮らすのはそう簡単じゃないですからね。


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