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トルコ在住中にトルコ国内を旅行しちゃおうシリーズ、今回はエーゲ海地域にある「シリンジェ(Şirince)」という小さな村。
有名なエフェソス遺跡のあるセルチュクという町から車で20分ほど行ったところにあります。
オスマン帝国時代の街並みや古い家屋が見れるということでSNSなどで噂がひろがってから、エフェソス遺跡のついでに訪れる観光客が多くなったそうです。
でも、周囲のトルコ人に行くって話をしてみると、
「お土産屋さんとワインショップしかないけどね...」とテンションの下がる反応をされてしまい。
とりあえず、自分の目で確かめてくることにしました。
セルチュクのバスターミナルからドルムシュという小型のバスで約20分。
ドルムシュは30分に1本ぐらいの頻度で出ているようで、アクセスはしやすいです。
到着すると、さっそく長閑な風景がお目見えしました。
オスマン帝国時代の一般家屋かなと思われる古い家がたくさん残っていました。
小さな小道を歩いていると、商売っ気を出してる村人が多いのが確かに気にはなる。
中を覗くと普通の家なんだけど、軒先に色々並べて売っているんですよねー。
このあたりなんてThe観光地って感じ。
アジア顔の私が通ると、客きたー!って感じで呼び込みが始まりました。
ところどころギリシャっぽい雰囲気もありましたね。
噂に聞いていたワインショップもたくさんありました。
シリンジェは、ワイン造りと販売で有名な村みたいです。
テイスティング出来るようになっていて、お酒が弱い私は素通りでしたが、昼から飲んでる観光客も見かけました。
トルコ、一応イスラムの国なのに、外国人観光客相手にワインで商売するって、なんかね。
↑ ワインの他にも、この「KARADUT」という飲み物も特産みたいで、辞書引いてみると日本語で「クロミグワ」ってありますね。
クワの実のジュースかな。飲まなかったので味は不明です。
お土産用にシロップのような物も色々売ってました。
あと、写真は撮ってないんですが、熱した砂の上にジェズベという専用の小鍋を置いて作るトルココーヒーも、この村では昔ながらのスタイルで飲めるってことで人気みたい。
熱した砂が各テーブルにセットされてるカフェが多く、映えた写真が撮れるかも?
「St. John Baptist Kilisesi」という案内板が何か所かに出ていたので、おそらく行っといたほうがいいポイントかなーと思って行ってみました。
「聖ヨハネ教会」というギリシャ正教の聖堂でした。ものすごく古い。
中へ入ると、天井など一部にフレスコ画が残っていました。
14時近くなってお腹が空いたので、村の中のある食堂に入りました。
メニューを見てる横でジーッとおばさんが立ってオーダー取るのを待ってるので、一番最初のページにあった朝食セットをとりあえずオーダー。昼過ぎなのに。
この食堂からの眺めがとても良かったです。
ただ、お会計時に先のおばさんが軽くぼったくってきました。
メニューには朝食セット:80TLと書いてあって、トルコ語で飲み放題のチャイが含まれてると確かに記載があったのに、「90TL」と10TLも高い金額を言われました。
「80TLでは?」と指摘すると、「チャイの分」とシレッと言い返してきた。
80TLの朝食セットも既に高いけど、チャイが10TLって、高級レストランかよ。
自分の見間違いかな?とも思い、「メニューにはチャイ込みって書いてありましたよね?もう一度メニュー見せてください」というと、「じゃあ80TLでいいわよ!」って。
こういうの嫌ですね。外国人だから何も分からないと思ってね。
↑ 大きな地震が起きたら崩れてきそうな古い石畳の小道を散歩。
↑ 石壁に可愛くメニューがディスプレイされたカフェ。
↑ ドラクエに出てくる村みたい。
個人的には、ランチの時間を含めても1時間半ほどの滞在で十分で、その後またドルムシュでセルチュクまで戻りました。
周囲のトルコ人が言うようにかなり観光地化されてて、特別すごい感動もなかったかな。
ま、景色はよかったし、場所によっては長閑で素朴な村の雰囲気も味わえましたけど。
トルコの観光地を歩いていると「チャイナ、コリア、ジャパン・・・」の呼びかけは当たり前なんだけど、ここシリンジェではさらに「チャイナ、コリア、ジャパン、タイ、インドネシア、マレーシア・・・」と、おぅ東南アジアまで網羅してくるか!って感じで(笑)
あの国名を大声で連呼するのって、誰トクなんかな?っていつも思うんですよね。
自分の国籍呼ばれて「はい!私ジャパンです~」って喜ぶ観光客がいると思うのか?
多くの人は引いて去ってくと思うんだけど。
逆にトルコ人は、姿見るなり「アフガニスタン、シリア、イラン、トルコ・・・」って呼ばれたら嬉しいのか、って話なんですよ。
ま、嬉しいのかな。だからやるんだよね(^^;
セルチュクのバスターミナルに着いて、どこかでトイレを借りたいな・・・と思い、エフェソス考古学博物館へ。(え?)
ミュゼカードを持ってるから無料で入れるので。
この博物館、セルチュクのバスターミナルの道路を挟んで向かい側にあって、それなりに規模も大きく、エフェソス遺跡からの発掘品やアルテミス信仰に関連する物が多く展示されてて、とても見ごたえのある博物館です。
↑ アルテミス像。
エフェソス遺跡まで行ったら、個人的にはシリンジェ村よりもこちらの博物館をオススメしたいですね。
トイレも無料で綺麗だったし。
ついでに、セルチュクの街じたいも私は大好き。街歩きオススメですよ。
こじんまりした静かな街で、名物チョップシシ(串刺しラム)が美味しい。
飲食に関していえば、シリンジェ村は完全に観光地価格なうえ大した物もなかったので、セルチュクで飲み食いしたほうがいいです。
セルチュク鉄道駅の前には上の写真にも写ってるビザンツ帝国時代の水道橋があります。
次はどこへお出かけしようかな・・・。
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