※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。
アテネの街歩きPart1 の続きです。
アテネ滞在2日目も、1日目に続いて遺跡を中心に周りました。ハドリアヌスの図書館 → ローマンアゴラ → 古代アゴラ → 国立考古学博物館 の順番で、最後の考古学博物館だけはちょっと距離があったので、タクシー利用で。
アテネは6月でも相当日差しが強くて、最高気温も連日30度超えで、街歩きにはミネラルウォーターがかかせません。毎日4リットルぐらいは飲んでましたかね。湿気がないので、とにかく喉が渇くのです。
ハドリアヌスの図書館
2世紀にローマ皇帝ハドリアヌスが建てた図書館。
図書館といっても、相当大きな複合施設だったようです。
共通チケットで入場可。
現在残っているのは前門のほか、建物の一部がほんの少し残っているだけなので、これから元の姿を想像するのは容易ではありません。
気になるのは、なぜローマ皇帝がここギリシャのアテネに、図書館なぞを建てたのか?ということ。
ローマンアゴラ(風の塔)
ここは、ローマ時代初期(紀元前2世紀ごろ)、かつてのアテネの商業中心地だった場所。
「ローマ時代のアゴラ」です。
手前の部分はほぼなーんも残ってないですけど、見どころの「風の塔」が奥にあります。
「風の塔」と呼ばれる八角形の塔。
8つの面は正確に八方位を示していて、それぞれの面には8人の風神が描かれています。
古代アゴラ
名前が似てて混乱するけど、こちらは先ほどのローマンアゴラの西側に位置する「古代アゴラ」。
アゴラとは、”人々の集まるところ”って意味ですけど、こちらが古代アテネの中心地だった場所です。
紀元前1世紀ぐらいから徐々に衰退し始め、先ほどのローマンアゴラへと中心が移っていった歴史があります。
なので、先のローマンアゴラより、こちらのほうが歴史的には古いのです。
音楽堂や教会、市民どおしが物の売買をしていた中央柱廊など、実際には色々とあった場所なんだけど、現在は廃墟と化しています。
今や礎石が残っているだけだけど、かつてはかの有名な哲学者ソクラテスなども、この辺で友人たちと語り合ったり、演説をしたりしていたそうですよ。
その古代アゴラの中で、唯一完全に復元されている建物が、古代アゴラの東側にある「アタロスの柱廊」です。
ここ、現在は「古代アゴラ博物館」として、古代アゴラで発掘された出土品などを展示しています。
ギリシャ神話に登場する神々の像がたくさんあるので、ここは必見。
左:愛と美の女神アフロディーテ
右:同じくアフロディーテ、左肩に息子エロスがのってるバージョン
左:商売の神ヘルメス
右:ギリシャで一番人気!戦いの女神アテナ
ここも、ギリシャ神話を知ってると、かなり楽しめる場所ですね。
アゴラの丘の高台に建つ、ヘファイストス神殿。
とても大きい神殿なので、写真はアタロスの柱廊から撮ると全体がおさまってベスト。
ヘファイストス神殿は、古代アゴラの西側にあって、アタロスの柱廊からのんびり歩いて15分ほど。
ものすごく保存状態が良くて、今回のアテネ旅行で見た神殿の中では、最も原型を残していたと思います。
ある意味、パルテノン神殿より感動したかも。すごく神秘的で。
国立考古学博物館
アテネの国立考古学博物館は、中心地から少し離れているので、地下鉄やトロリーバス、タクシーなどで行く人が多いと思います。
私たちは時間節約のため、タクシーで。
この博物館には、ギリシャ芸術の最高傑作が集まっていて、かなり見ごたえがあるので、見学時間はできたら3時間ぐらいは欲しいところ。
建物の上にも神たちの像が飾ってあって、ちょっとオシャレです。
馬上の少年、ブロンズ像。
左から、アルテミオンのポセイドン像、アテナ像、ミロス島のポセイドン像。
一番左のポセイドン像は、実際はゼウスだという説もあるそうで。
私もそう思います・・・なんとなく。
アフロディーテと牧神パンとエロスの像。
アフロディーテに言い寄るパンを、アフロディーテがサンダルで叩こうとしていて、かつ息子のエロスもパンの角をつかんでオイやめろよ!って言ってる、ちょっとおもしろい像。
この博物館は、今まで私が世界各地で行った博物館の中でもトップ3に入るほど興味深く、時間を忘れるぐらい没頭してしまい、気づいたら閉館の時間で追い出されました。
アテネ滞在1日目&2日目は、遺跡や博物館巡りで満喫しました。
次回は、アテネの街をブラブラお散歩した様子や、食事のことなどを書きたいと思います。
↓↓ 旅行関係のお得情報やクーポン掲載してます ↓↓
にほんブログ村