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今回のイスタンブール滞在中、ちょうどラマダン(ラマザン)の期間でした。イスラム教の断食月。2018年のラマダンは、5/15~6/14の1ヶ月。
トルコは、政教分離の原則を採り入れているけれど、イスラム教徒の国なので、イスラムの宗教行事であるラマダンがあります。が、現在は特に都心部を中心に、断食しているトルコ人の数も減っているらしいです。
ラマダンについて、プチ知識。
断食月といっても、1ヶ月間なにも食べちゃダメってワケではなく。
日の入りから日の出まで、飲食をしない、ということらしいです。
トルコは、よく知らない私でも、明らかに他のイスラム教徒の国とは違うのが分かる。
イスラム教の戒律がゆる~い、というか、そもそも全く守ってない人も大勢いる。
聞いたところによると、各人がそれぞれ自分でどの程度守るかを決めているというか、それぞれの解釈をしているというか、どうもそんな感じらしい。
ま、だから、世俗主義国家といわれるんですかね。
じゃぁ、そんな国の断食月ってどうなのかと。
ラマダン期間のイスタンブールで、数日過ごして感じたのは、
– そんなに普段と変わらなくない?
– ちょっとお祭りっぽい感じもあるかな?
– 日没後はとってもピースフルな雰囲気!
って感じの印象。
イスタンブールという旅行客が多い場所であるからか、レストランなどは変わらず普通に賑わってました。
サバサンドで有名なエミノニュのあたり、普通の時期に来た時と同じく、人がいっぱい。
断食中であるはずの日中でも、パン売ってるし。
殺生もダメなはずだけど、魚釣ってるし。
というワケで、こういった点だけ見ると、普段と変わらなくない?と思ってしまう。
場所変わって、スルタンアフメット広場近く。
こんなテーブルと椅子が用意されてました。
聞いたところによると、ラマダン期間中、ここで日没後に食事が提供される日があるらしいです。貧しい人たちも食べれるようにと。
そしてビックリしたのが、20時過ぎぐらいだったかな?
ドカーンと爆発音のような大きな音が聞こえて、思わず「なにっ!?」と叫んでしまったんだけど、これが日没を知らせる合図、今から飲食していいよ~ってお知らせだったらしいです。もー、テロかと思って焦るじゃん。
日没後に広場近くを歩いてみたら、芝生の上にレジャーシートを敷いて、ピクニックみたいに食事を楽しんでる家族が大勢いました。お年寄りから小さな子供まで、夜の遅い時間にシートの上に食べ物をいっぱい広げて。なんだか、とっても平和な雰囲気でした。
ブルーモスクは、ラマダンの装飾がされてました。
電飾の文字は、確か「ようこそ!ラマダン」みたいなことが書いてある、って聞いた気がします。
アヤソフィアの手前の噴水もライトアップ。
これは、ラマダン関係なく普段からこうなのかな?
アザーン(礼拝の呼びかけ)、ブルーモスクと多分アヤソフィアの2ヶ所からだと思うんだけど、交互にかけあってて面白かったです。
普通、一つのモスクから大音量が流れるけど、ここは場所柄、2つの建物が近いので、大音量のかけあいが成立するのね。
これは、普段からそうなのか?それともラダマン中の特別事なのか?よく分かりません。
ちなみに、翌朝ニュースを見たら、ブルーモスクの前からライブ中継やってました。
あと、前夜になんか偉い人(?)が、スルタンアフメット広場近くで説法のようなことをやって、それがトルコ国内に放映されてたっぽいです。
旅行者にしてみたら、別にラマダン中だからって特に困ることはないけれど、現地の人にしてみたら、やっぱり特別な期間なのかな、ってのは感じました。
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