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先日、2022年3月18日に、トルコ北西部のチャナッカレ県に世界最大の吊り橋が完成しました。
Wikipediaには橋の名前「チャナッカレ1915橋(トルコ語: Çanakkale 1915 Köprüsü)あるいは「チャナッカレ海峡大橋(トルコ語: Çanakkale Boğaz Köprüsü)と書いてあるけど、こちらの報道では「Çanakkale 1915 Köprüsü」のほうで呼んでたような気がします。
開通式にはエルドアン大統領も出席していました。
このニュースの際、やけに「Japonya(日本)」という単語が聞こえてきて何事かと思ったら、どうやらこのチャナッカレ海峡大橋が今まで世界一だった兵庫県の神戸市と淡路市を結ぶ明石海峡大橋を抜いたそうで。
調べてみると、全長はチャナッカレ海峡大橋が約3.6km、一方の明石海峡大橋は約3.9kmなので、いやいや明石海峡大橋のほうが長いじゃん!って思ったけど、どうやら主塔間の長さで世界一を決めてるようで、チャナッカレ海峡大橋が2023メートル、明石海峡大橋が1991メートルで、32メートル負けてしまったわけですね(泣)
主塔間の長さ2023メートルってのは、2023年にトルコが建国100周年を迎えるので、それに数字まで合わせたって話です。
さらに起工式の3月18日は、第一次世界大戦中のガリポリの戦いでトルコ海軍が連合国海軍に勝利を収めた1915年3月18日を記念して設定されたようです。
主塔間の長さ云々はどうでもいいんだけど、チャナッカレ海峡大橋がトルコと韓国の企業連合で建設した橋だ、っていうところがちょっと引っかかる、というか悔しい。
日本はかつて、トルコの大規模インフラプロジェクトに参加してましてね。
イスタンブールの海底トンネル(マルマライ地下鉄トンネル)は、日本政府からの資金援助を得て、さらに日本の建設会社がこのプロジェクトに参加して長い年月をかけて作られた世界で最も深い海底沈埋トンネル。
日本のものすごい援助&協力の上にできた海底トンネルなんですけど。
でも今回は、日本じゃなく韓国なんだ。
それで抜かれたのかって思うと、なんかイラっとする(笑)
大人気なくてすいませんね。
日本のニュース記事に、明石市に住むエンジニアの男性のコメントとして、「何事においてもいつまでも一番でいられることはない」、「当時の工事の映像を見ると技術の結晶でできた橋だと感じた。2番になっても変わらず誇りに思う」というのが載ってましたけど、まあ確かにその通りですよね。
明石海峡大橋が開通したのは今から24年も前。さらに全長でいったら今でも世界一の長さ。
当時の日本の技術力って凄かったんだなーって、あらためて感心しました。
せっかくなので、チャナッカレ海峡大橋、渡ってみたいですね。
明石海峡大橋と鳴門の渦潮もセットで、もう一度見てみたいです。
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