立ちはだかる言葉の大きな壁

[記事公開日]

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快適な海外暮らしを目指すなら、やはり現地の言葉をマスターすることは必須。
言語の習得にはどうしてもある程度の時間が必要だけど、継続的にきちんと勉強を続けてさえいれば習得できないことはないので、つべこべ言わずにやれば?って話なんだけど、これがなかなか容易ではないのです。どうしたら怠け癖って抜けるのでしょう。私のやる気スイッチ、どこにあるんだろう...。


今、一番言葉の壁を感じているのが、お買い物。
特にハードルが高いのが、魚を買う時です。

日本だったら、魚は切り身の状態でパックになったものがスーパー等でも並んでいるので、別に言葉を発することなく買えますよね。
ところがトルコでは(今住んでいる街では)、魚はフィッシュマーケットで買うのが普通で、そこには切り身などは並んでおらず、釣ったままの状態で売られています。
スーパーの中にも魚コーナーがあるけれど、そこも同様。
なので、魚を買うのにどうしてもトルコ語会話が必須なのです。

言葉の問題の前に、並べられた魚を見ても一体何の魚なのか分からない、っていう別の問題も実はあるんですが、それはひとまず置いといて。

私は魚を捌いたことがほぼないので(今後も多分できないので)、ある程度の下処理をお願いしなければなりません。
内臓出してください、うろこ取ってください、三枚におろしてください、頭いりません、などなど。
仮に、これらのフレーズだけ頭に叩き込んで行ったとしても、当然相手も何か言ってくるわけで、それが聞き取れないと会話が成立しないですよね。

食の楽しみだけは奪われたくないので、「マーケットで買いたい物が買えない」というこの悩みが、最近はトルコ語習得の原動力になりつつあります。

ところで、現在の日常で使っている言葉のバランスはこんな感じ。

自宅で過ごす時間 → 英語(時々トルコ語)
社会生活 → トルコ語(時々英語)
仕事 → 日本語(時々英語)
日本との電話 → 日本語

仕事に関しては、喋ることはほぼなくPCでの作業がメインなので、会話という点ではほぼ英語とトルコ語です。
周りに日本語を話せる人は誰もいないので、日本語は日本の家族と電話で話す時のみ。
英語を話せるトルコ人の知人が、同居人の他に2人いるので、一日の会話のバランスはだいたい、英語8割、トルコ語1.5割、日本語0.5割ってところでしょうか。
コロナ禍で外出に制限もあるため、外での人とのふれあいが少なく、今はこんな状態です。

本来、一緒にいる時間が長い同居人との会話をトルコ語にするのが一番いいとは思うんだけど、お互いもう習慣になっちゃってて急には変えられない状況。
でも、今後はこのバランスを、英語とトルコ語の部分を逆転させたい。せめて7割ぐらいはトルコ語会話にしたいと思ってます。
そうじゃないと、いつになっても喋れるようにならないから。

そこで最近始めたのが、毎日30分~1時間の電話トルコ語レッスン。
知人に協力してもらい、夜の20時半ぐらいから、特に用事がなければ毎日電話で会話の練習をしています。
近所に住んでるから、外出制限がとけたら対面レッスンにしたいと思ってるんだけどね。

その知人は、英語やロシア語など複数の言語が話せて、今後は日本語も覚えたいと語学の習得にとても前向きな人。
ただ、60代の元学者ということもあって、超真面目でストイック、少々お堅いところがあって、スパルタ授業が終わると毎回ヘトヘトです。
スマホをスピーカーフォンにして大音量でやってると、レッスンの様子を聞いてる同居人が横で毎回クスクス笑ってます。
何がそんなに面白いのか聞くと、やはり彼のトルコ語がとてもお堅いのと、それを私に何度もリピートさせてるのが聞いてて笑えるとか。
でも、基礎からちゃんと教えてくれるので、私にはとてもありがたいけどね。

ちなみに、トルコ語と日本語は、同じウラル・アルタイ語族に属しているそうで、語順など文の構造は似ているところもあります。
ただ、人称語尾が付いて語尾が変化する点は日本語と違って、これが結構大変。
逆に、この人称語尾の変化さえなかったら、ものすごく簡単な言語なんじゃないかなって思うぐらいです。
発音に関しては、ÖやÜなどのドイツ語でいうウムラウトが付く単語や、外来語(アラビア語やフランス語が多い)の発音だけはちょっと難しいですね。

目先の目標としては、3月末までには日常生活で困らない程度の会話がちゃんとできるようになること!


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