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2018年2月発券分から上がってしまった燃油サーチャージ。
2018年4~5月発券分についても、同額の燃油サーチャージとなることが既に決まっていますが、果たしてその後はどうなるでしょうか。
現在、ほとんどの航空会社において年6回の燃油サーチャージ額改定を行なっているようで、その額はシンガポールケロシンの平均価格で決まります。
「ケロシン」なんて可愛い名前してるけど、こいつが上がれば海外渡航者にとっては痛手なわけで、その動向は気になりますね。
例えば、2018/4/1~5/31発券分の燃油サーチャージは、2017/12/1~2018/1/31のシンガポールケロシンの平均価格が元になります。
1バレル78.29USD。円建て価格となるため、ドル円換算で8,762円。
燃油サーチャージの適用には、Zone制が用いられているようで、8,000円台というのは「ZoneC」に該当します。
Zoneのテーブルについては、探してみたところ以下JALのサイトの説明が分かりやすかったです。
⇒ https://www.jal.co.jp/inter/fare/fuel/table.html
つまり、シンガポールケロシン(1バレル価格*USD)× ドル円為替 で出た円換算額が6,000円以下であれば、燃油サーチャージは廃止。
6,000円を超えると、燃油サーチャージが発生。
6,000円~(ZoneA)、7,000円~(ZoneB)、8,000円~(ZoneC)、9,000円~(ZoneD)と、上がっていくわけですね。
この先2018/5/1~6/30発券分については、2018/2/1~3/31のケロシン平均価格で決まりますが、さらっとチャートを見たところ、先月後半から今月にかけては78~80USDぐらいを平均に推移しているようで、ドル円相場が現在106円程度ですから、やはり5~6月発券分も同じくZoneCの価格をキープする可能性が高いのでは?と睨んでいます。
ZoneCだと、例えばJALの場合、日本-欧州だと片道10,500円、往復21,000円の燃油サーチャージ負担となります。
近場で人気の台湾でさえ、片道5,000円、往復10,000円の追加です。
まぁ、その昔はもっととんでもない額の燃油サーチャージを払ってた時期もあったので、それに比べたらアレですが。
おっ、安い航空券が出てるぞ!と思って、ポチポチ予約ステップを進めていったら、最後に燃油サーチャージが加算されて、あれれ?みたいなのは、がっくりですよね。
シンガポール航空とカタール航空だけは、今でも燃油サーチャージ 0円となっています。
エティハド航空やエミレーツ航空もサーチャージは徴収するものの額は低いので、やはり中東系エアラインは強いですね。
カタール航空は、スカイトラックス社の格付けで2017年ワールドベストエアライン1位に選ばれていますし、安全性にもサービスにも定評がありますね。
私はまだ乗ったことがないけれど、羽田便も就航していることだし、燃油サーチャージも不要とあれば、ヨーロッパ方面への乗継便として是非利用してみたいです。
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