ストレスMAXなトルコのお役所仕事

[記事公開日]

時が経つのは早いもので、既に在ト2ヶ月。
先日ようやく滞在許可証の申請手続きをし、面接を終えて仮の許可証が発給され、とりあえずはこの先一年間、合法的にこの国に住めることになりました。

この国で苦慮することの1つが、お役所関係の手続き。
私の場合は特にこの2ヶ月間、滞在許可証をはじめ諸々の手続きをする必要があったので、役所、税務署、移民局などに行ったけど、まぁ大変でした。煩雑な手続き、非効率なシステム、怠惰な公務員...。

業務が分散しすぎているから、たった1枚の書類を用意する為にあちこち行かなければならず、たらい回しは当たり前。
お昼休みや謎の不在時間など、業務を止めてる時間も多いので、ほぼ1日がかりで挑まなければなりません。
しかも今は「コロナだから」と言えば何でも許されると思ってる節があるようで、急な窓口の閉鎖やシステムダウン、しいては単純に誰かの不手際でさえ、何かあれば次に出てくる言葉はコロナ、コロナ。

日本でも公務員は「お役所仕事」なんて批判のやり玉にあがることがあるけれど、トルコの公務員はレベルが違います。
大勢の人が待っていても、お茶飲んだり、お喋りしたり、スマホいじったりしてマイペース。多分、9割はそこにいなくていい人たち。

他国の仕事のしかたに文句を言うべきではないし、敬意を払うべきとは思っているけれど、こちらもこの国に税金払って暮らしているわけで、あまりに理不尽な対応をされるのはいただけません。

これはトルコの税務署であった実話。
ある日、納税者番号を取得&納税をするため、中央税務署に行った時のこと。

1Fのインフォメーションのお兄さんに尋ねる→「2Fへ行って」
2Fに行って尋ねる→(不愛想な女がなぜかキレ気味で)「ここじゃない、4Fよ!」
4Fへ行って「2Fの人からここだと聞いた」と言う→「2Fじゃないなら、6Fだよ」
6Fで尋ねる→「ここではない、2Fでも4Fでもないなら、知らん」
最初のインフォメーションへ戻り事情を説明→インフォメーションのお兄さんが2Fの不愛想女を呼びつけるも、不愛想女が私の顔を見るなり「さっき4Fって言ったでしょ!」と発狂し、さらにお兄さんにも「なんで私に回すのよ!」とすごい剣幕でまくし立て、そこでお兄さんと不愛想女の喧嘩が勃発しました。

これ別に、私が外国人だから差別を受けている、というワケではないのです。
一緒に付き添ってくれたトルコ人いわく、よくある日常の出来事だとか。
自分がよく分からないことや面倒くさい仕事を目の前にすると、急に不機嫌になったり、どこかへ回してしまえ!というのがトルコの公務員あるあるだそう。
外国人の手続きとなれば、彼らにとったらきっと面倒くさい仕事なんでしょう。

最終的に不愛想女は、「今コロナだからネットで申請してよ!」と言って、ことを終わらせようとしました。

しかし、ここで面白いのがトルコ。
ここまでずっと黙っていた連れが、不愛想女への反撃を開始。

連れ>おばさんさ、あんたそれ最初に聞いた時点で説明したら済んだことじゃないの?
不愛想女>ネットの手続きを説明するのは私の仕事じゃないんです!

強面なトルコ人男の反撃に、明らかにビビッている様子。
さらに続けて、

連れ>おばさんさ、この国のシステムや手続きがよく分からなくて困ってる外国人に、よくそんな意地悪な態度とれるね?
不愛想女>・・・・・・。

私は連れの横で、しょんぼりした顔をしてみせる。
横にいたインフォメーションのお兄さんも「心配しないで、大丈夫だから」と言ってウィンクしてくれ、周囲の人も気の毒そうに私の様子を伺っている。
結構な騒ぎになって人が集まっている中、不愛想女は公衆の面前で「外国人に優しくできない意地悪な女」と認定されました。

これは私の見立てだけど、トルコ人ってプライドが高く、そして情にもろい人が多い。この不愛想女もその典型。
プライドを傷つけられて悔しかったのか、はたまた外国人に親切にしなかった自分をダメだと思ったのか、態度を一変。

急に柔らかい口調になって、「こちらで説明しますから来てください」と2Fへ案内される。
2Fへ行くと、2人の男性がこちらへ向かって歩いてきた。どうやら1Fでの騒ぎを承知していた様子。
そのうちの1人が私に向かって「大丈夫ですか?」と英語で聞いてくれる。お、優しい。

その横で、不愛想女はまだ必死にネット手続きを案内しようとしてくるのだけど、完全無視しました。
私も情緒不安定女に操作を教えてもらうほどの馬鹿ではない。騒ぎの最中になんとか自分でURLを探し出し、既にスマホから手続きを進めていたので。
しかし、最終画面でエラーが出るので申請できない。
これもトルコあるあるだけど、システムの出来が悪いので、何でエラーを吐いてるのかが分からず対処のしようがないのです。

英語が話せる男性職員に言ってやりました。

「この女性の言ってることは信用できない。こうして窓口に来てるのに、本当にネットでないと手続きできないんですか?だったら、ここにいる大勢の職員は何の為にいるんですか?ろくな案内もせずネットでやれやれ言うけど、そもそもエラーで出来ませんよ?」と。

ちなみにその部署、誰一人お客さん対応をしておらず、5~6人の職員が暇そうに窓際でお茶を飲みながら談笑している。
すると別の男性職員が、「書類を出しますから待ってください」と言って、ものの数分で納税者番号の載ったプリントを出してくれました。
やっぱり、やればデキるんじゃん。要はやりたくないだけ。

まだ気が収まらない私は、最後に「職場であんな大声でキレる女性を見たのは人生で初めてなんですけど、この国では普通のことなんですか?」と聞いてやりました。
2人の男性は肩を竦めて苦笑いしていたけど、否定しないってことはそうなのかもね。

その後、1Fに戻って納税のエリアに行ったら、そこは発券機で受付番号を取って待つシステムでした。
30人待ちぐらいだったけど、ある初老の男性が「これどうぞ」と言って、なんともうすぐ呼ばれそうな受付番号の紙を譲ってくれました。
先の騒動を近くで見ていたらしく、同情してくれたそうです。

まぁそんなワケで、優しい人もたくさんいるトルコ。
理不尽なことも含めて、自分がこの国に慣れなきゃいけないんだと頭では分かっていても、どうしても我慢ならずにイラつくことがあります。

嫌なことがあったとき、ストレスで爆発しそうになった時の解消法を早いところ見つけないといけませんね。


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ストレスMAXなトルコのお役所仕事」への2件のフィードバック

  1. トルコ歴長いですが、人がキレるとかいう話は初めてです。ジャポンヤだと言うと、それだけでよってたかって親切にしてくれる国です。ストレスをためないためには、まず期待値を下げることだと思います。仕事の効率などイスラム圏で望むべきではないですね。神に祈りましょう。インシャアッラー。

    • くまさん
      そうなんですね。別の役所でも職員と客が大声で喧嘩してるのを見たので、よくあることなのだと思ってました。
      アドバイスのとおり、ストレスを溜めないために期待値を下げるように心がけます。

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