エフェソスツアー(アルテミス神殿&聖母マリアの家&エフェソス遺跡)に参加

[記事公開日]2021年8月18日

トルコのエーゲ海地方エフェソス(エフェス)。遺跡やアルテミス、聖母マリアの家などで有名なところ。
以前ギリシャのアテネを歩いた際、遺跡巡りはガイドがあったら良かったなぁと思ったので、今回は現地の1dayツアーにセルチュクから参加。トルコ在住者用のMuzekart+(ミュゼカード)を持っているので、ミュゼカードで無料となるエフェソス遺跡の入場料を除いた特別ツアー料金を代理店で設定してもらい参加しました。

エフェソス観光の玄関口となるのはセルチュクという小さな町。
セルチュクへのアクセスは、イズミルからバスor列車で約1時間半ほど。
パムッカレのあるデニズリからもバスor列車で約3時間ほどで行くことができます。
クシャダスからならエフェソス遺跡前へ直接向かうミニバスもあります。

エフェソスツアーのメインは、アルテミス神殿、聖母マリアの家、そしてエフェソス遺跡。
個人で周るとなると、セルチュクの鉄道駅またはバスターミナルから徒歩もしくはミニバスを利用することになると思うけど、聖母マリアの家だけはかなり離れたところ(山の上のほう)にあって、歩いては行けません。
公共の移動手段もないので個人で行く場合にはタクシー利用になるけれど、タクシーは往復+待機のパッケージを提案されるらしく(復路のタクシーを拾えるか分からないのでそのほうが良い)、意外と高くついてしまうよう。
人数がいたらそれでもいいけれど、一人旅ならいっそ現地ツアーに参加してしまったほうが楽かもしれない。


エフェソス現地1dayツアー


私が今回参加したのは英語ツアーで、参加者は全部で9人でした。
私以外の8人のうち、7人はパムッカレから、1人はイスタンブールから参加でした。
それぞれの町で移動を含むパッケージツアーを組んでもらった様子。
パムッカレからの参加者たちはデニズリから直通列車(しかもデニズリが始発)なので、朝早くても列車の中で寝てこれて楽だったと言ってました。
一方イスタンブールからの参加者はフライト利用で、イスタンブール⇔エフェソスの日帰りスケジュール。空港での待ち時間なども長くて大変そうでした。





セルチュクの街並み。こじんまり、のどか。






女性のガイドさん。知識が豊富で説明も分かりやすかったです。セルチュクで生まれ育ったそう。地元出身で詳しいわけだ。
聖母マリアの家に行くにあたって「この中にキリスト教徒の人はいますか?」の質問には、私ともう一人を除いた全員が手をあげてました。
知らなかったけど、この聖母マリアの家はキリスト教の聖地として特にヨーロッパ方面から訪れる人が多いのね。



アルテミス神殿


エフェソスのアルテミス神殿


最初に向かったアルテミス神殿跡。古代世界の七不思議のひとつだそう。
7回も破壊され、7回再建されたとか。
パルテノン神殿をはるかに凌ぐ大きさの立派な神殿だったと言われているけれど、現在は写真のとおり柱が1本残っているだけなので、当時の様子をうかがい知るには難しい。
ギリシャ&トルコの遺跡あるあるですね。

柱の後方遠くには聖ヨハネ教会跡と、後ほど行くイサベイモスクが見えます。
アルテミス信仰、キリスト教、イスラム教と、この地の歴史が感じられる。






アルテミス神殿、一応こんな感じの神殿だったよう。

この場所で、アルテミスの彫像や写真集などを売りたいオジサンたちがツアー客を待機してました。
どうせ売れないだろうに暑いなか大変そうだなーとか思ってたら、ツアー参加者の一人はアルテミスの彫像を購入してたので、意外と商売になるのかも(笑)



聖母マリアの家


聖母マリアの家

聖母マリアの家はエフェソス遺跡からは7kmほど離れた山の上にあるので、個人旅行の場合はアクセスに少々難ありだけど、ここ結構オススメです。
緑が多くて空気が澄んでいて気持ちよかった。

聖母マリアの最期は謎とされているようだけど、イエスが処刑された後、使途ヨハネと共にここエフェソスで余生を過ごしたという言い伝えがあるらしい。
なので、現在キリスト教徒が巡礼に訪れる地となっている。
なお、聖母マリアのお墓はないってガイドさんが言ってました。



聖母マリアの家

デルタ株だのラムダ株だのコロナウイルスの感染が広がっているなか、結構な人の出。
でもガイドさんいわく、今日はすごく人が少なくてラッキーとのこと。普段はもっと人が多いらしい。
クシャダスの港に大型クルーズ船が来たときは、入場に2時間待ちの行列ができたこともあったとか。



baptismal pool


baptismal poolって言ってたけど、洗礼?する場所でしょうか。
鍵穴の形をした深い穴。中にはコインがいっぱい落ちてた。



聖母マリアの家

緑が多くて、ちょっと日本の神社みたいな。
ホーリーな場所って、国や宗教は違えど雰囲気が似たような感じなのかな。落ち着く。



聖母マリア像


聖母マリア像。



聖母マリアの家入口


聖母マリアの家の入口。
コロナ禍のせいか、一度に入れるのは8人までと人数制限がありました。
中は写真撮影禁止。



聖母マリアの家


内部は、この真ん中の写真パネルのようになってます。
歴代のローマ教皇もここを訪問されているようで、内部にそのことも書いてあった。



聖母マリアの家-聖水


聖母マリアの家からUターンして階段を下ったところに、聖水を汲める場所あり。



聖母マリアの家-聖水


ペットボトルを持ってたら是非汲んで飲んでみて、ってガイドさんもオススメしてたけど、残念ながら空のボトルがなかったので、飲みかけのミネラルウォーターに継ぎ足してきました。
ツアー参加者の一人はこの聖水を持って帰るために、大きい空ボトルを2つも持参してた!
ランチの時に「そのお水、持って帰ってどうするの?」と聞いたら、「普段飲むお水に少しずつ入れて飲むの」って。このホーリーウォーターには不思議な力があるんだそう。



エフェソス(エフェス)遺跡


普段のツアーではエフェソス遺跡の前にランチタイムだけど、この日は15時過ぎの気温が40度近くになると予想されていたので、参加者全員が了承したこともあってランチは後回し。
先にエフェソス遺跡の観光をすることになりました。
私はこの日たまたま朝食も抜いていたので、結構しんどかったけど(泣)

エフェソス遺跡では、ヘレニズム時代~ローマ帝国時代~ビザンツ帝国時代の遺跡を見ることができます。
遺跡発掘したチームが自国へ持ち帰ってしまった物も多くあり、重要な物は結構どこどこの国のなになに博物館にあるって、これまたギリシャ&トルコの遺跡あるあるだけど、ちょっと残念ですね。
元々この地の物だったら返してくれればいいのにーって思っちゃうけど、そんな簡単な話でもないのか(笑)
とはいえ、エフェソス遺跡は保存状態がかなり良く、見ごたえがあります。

エフェソス遺跡は北側と南側にそれぞれ入口があり、今回のツアーでは南側から入場。


アゴラ


エフェソス遺跡-アゴラ


最初に見たのは、アゴラ。
大きな広場で、集会や行事、商取引などに使われていた場所。



浴場


エフェソス遺跡-浴場


ローマ様式の浴場跡。



キリスト教徒の隠れシンボル


エフェソス遺跡-キリスト教徒の隠れシンボル


ちょっと影が出ちゃって見づらいけど、ピザ型のような円のマーク。これはキリスト教徒の隠れシンボルだったらしい。

(日本語)イエス・キリスト、神の子、救世主
(英語)Jesus Christ God’s Son Saviour
(ギリシャ語)ΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡ

このギリシャ語の頭文字をとると「ΙΧΘΥΣ(IXOYE)」になり、これらのアルファベットはこのピザ型の線状をなぞることができるってことで、この円のマークがキリスト教徒の隠れシンボルとされていた、って話でした。
ちなみに、お魚マークがキリスト教徒をあらわすって聞いたことがあるけれど、それも上記の流れから来ていて、「ΙΧΘΥΣ」はギリシャ語で「魚」を意味する単語だそう。
隠れシンボル、深いですねぇ。



オデオン


エフェソス遺跡-ブルテリオン


劇場のような建物。ここは会議や音楽会などに利用されていたそう。
当時は屋根もあったらしい。



市公会堂


エフェソス遺跡-プリタネウム


写真右手奥、柱が何本か残っているのが市公会堂。
当時はここに聖火が常に灯されていたそう。



エフェソス遺跡-エルメス&杖と蛇のレリーフ


(左)医のシンボル 杖と蛇のレリーフ、(右)商売の神 エルメスのレリーフ
この2つ、違う角度から撮影したので写真は2枚になってますが、1つの同じ石柱です。



エフェソス遺跡-勝利の女神ニケのレリーフ


勝利の女神 ニケのレリーフ。
ブランド「NIKE(ナイキ)」のマークの元になったと言われてるやつ。



ドミティアヌス神殿


エフェソス遺跡-ドミティアヌス神殿


皇帝ドミティアヌスを祀る神殿。
皇帝の死後に取り壊され、現在残っているのは土台部分と一部の石柱のみ。
ここには大きなドミティアヌスの像もあったらしいのだけど、その一部はセルチュクの博物館に、残りはイズミルの博物館にあるとか。



エフェソス遺跡-ドミティアヌスの噴水


ドミティアヌス神殿のすぐ横にあるのが、ポリオの泉。
綺麗なアーチ型がそのまま残っています。



ヘラクレスの門


エフェソス遺跡-ヘラクレスの門


クレテス通りにあるヘラクレスの門。
先ほど登場したニケのレリーフは、この門のアーチとして飾られていたものらしい。
この真ん中でポーズを決めて写真を撮る人が多いです。



エフェソス遺跡-クレテス通り


ヘラクレスの門からケルスス図書館に向かって伸びるクレテス通り。
ここも写真撮影ポイント。床の大理石は日にあたるとキラキラ光って綺麗。
ガイドさんいわく、赤っぽい大理石と緑っぽい大理石がとても高価なものだとか。



トラヤヌスの泉


エフェソス遺跡-トラヤヌス帝の噴水


三角形のファザードが特徴的なトラヤヌスの泉。
皇帝トラヤヌスに捧げられたもの。



エフェソス遺跡-テラスハウス


住宅跡。お金持ちが住んでいたとか。
もうひとつ別の住宅跡もあるようだけど、そちらは入場別料金ってことで、今回のツアーでは見学しませんでした。



ハドリアヌス神殿


エフェソス遺跡-ハドリアヌス神殿


美しい装飾を見ることができるハドリアヌス神殿。
手前のアーチの中央には女神ティケ、奥の門にはメドゥーサが彫られている。
とのことだけど、視力の悪い私にはよく見えませんでした。



公衆トイレ


エフェソス遺跡-公衆トイレ


当時使われていた公衆トイレ。
下には水が流れていたとのこと。
用を足すのはナチュラルな行為、プライベートな空間である必要もないということで、仕切りもないオープンスペース。
当時はこの公衆トイレが人々の憩いの場みたいになっていて、ここで集まって用を足しながらお喋りしたりお茶を飲んだりしていた。
とガイドさんは話していたが、本当だろうか...?



ケルスス図書館


エフェソス遺跡-ケルスス図書館

エフェソス遺跡のハイライトとも言えるのではないでしょうか。
ケルスス図書館、セルシウス図書館と書かれている場合も。
エフェソスといったら、この写真が出てくることが多いですね。

エジプトのアレクサンドリア図書館、トルコのペルガモンにあるペルガモン図書館、そしてここエフェソスのケルスス図書館の3つが「古代三大図書館」といわれている。
約12,000冊の蔵書を所蔵していたとのこと。



エフェソス遺跡-ケルスス図書館

発見当初はかなり破壊されていたらしいけれど、ここまで見事に修復されている。
下から上をみあげると、細かな装飾を見ることができます。



エフェソス遺跡-ケルスス図書館の横の門


ケルスス図書館の横の門。



エフェソス遺跡-ハドリアヌス帝の門


上記の門と反対側の門の奥には、売店がありました。



エフェソス遺跡の猫たち


エフェソスの猫

↑ ケルスス図書館の周りにいた猫ちゃん。
暑いので遺跡を日よけにしている。贅沢。



エフェソスの猫


もう一匹は、我々のガイドさんのお尻にピッタリくっついて。



エフェソス遺跡-娼婦宿の広告


ケルスス図書館から大劇場へ向かうマーブル通りにある、石に掘られた娼婦宿の案内。
左足の型、その右横に冠をつけた女性の顔、足型の左上にハートと穴。
足型は足先が娼婦宿のある方角を指しているそうです。
最も古い男女ビジネスの広告なんじゃないか、ってガイドさんは言ってました。



大劇場


エフェソス遺跡-大劇場


最後に見たのが、アルカディアン通りの先にある半円形の大劇場。
先ほどのオデオンよりもだいぶ大きく、演劇の上演や市民の集まりに使われていた。
アテネで見たディオニューソス劇場に比べると、迫力は劣るかなという感じ。



エフェソス遺跡-アルカディアン通り


アルカディアン通り。



エフェソス遺跡


北側のゲートに向かう道。
これでエフェソス遺跡の観光は終了。
だいたい2時間ぐらいの見学コースでした。

真夏の遺跡観光はなかなか大変ですね!
少ない日陰を探しつつ、水分をたくさん摂りながら。
日傘とサングラスを持っていたのは正解でした。



ショッピング(革製品)


エフェソス遺跡ツアー


ツアーによく付いている途中のお買い物タイム。
今回は、革製品のお店でした。
奥の小部屋に案内され、冷たいアップルティーをいただき、すると突然ファッションショーがはじまった。
お店の商品をモデルさんたちが着て見せてくれるってやつでした。
気に入ったのがあれば、お声がけくださいねって。
今回のツアー参加者は誰も買ってなかったけど、このショーじたいは楽しめたし、遺跡を歩いて疲れていたので座ってお茶飲みながら休憩できたのは良かった(笑)
しかも、羊肉をたくさん食べるトルコだけあって、ラム革のジャケットは品質が良いわりに価格はリーズナブル。ちょっと欲しいかなって思っちゃったぐらい。

この後ランチの予定だったのに、なぜか「まだ用意ができていないそうなので、先にモスクへ行きましょう」と。
っていうか、もう14時半なんですけど。お腹すきすぎ。
ちょっとイライラしながら最後に訪れたのが、イサベイモスク。



イサベイモスク


エフェソス-イサベイモスク
エフェソス-イサベイモスク


モスクと聞いて行ったら広いお庭で、ちょっとビックリ。
セルジューク様式のモスクで、外観がとても美しい。
エフェソス遺跡から運び込まれた石材が使われているとのこと。
中庭の隅っこのほうには遺跡がゴロゴロ置いてあった。
内部はとても地味なモスクでした。

以上、だいぶ長くなってしまったけど、エフェソスツアーの全貌でした。

ちなみに遅くなったランチは、このツアーを請け負っているセルチュクの代理店(ホテルと旅行代理業務を兼務してるっぽい)の2Fに案内されました。
提供されたのは15時頃。レストランでのランチって聞いてたのに、そのホテルの朝食会場のようなところで。
しかも量は少なく美味しくない。チャイを頼んだら「すいません、ないです」って。
トルコでチャイがないって...なんだか色々モヤモヤ。

今回手配してくれた人(別の代理店)いわく、通常のツアーだとランチはセルチュクのレストランに案内されるそうです。
今回はコロナ禍で人数も少なかったから、お手軽に済まされちゃったのかな。
でもまぁ、ガイドさんはとても良かったし、1日で効率よく行きたいところを周れたので、全体的には良かったです。


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