トルコリラ両替-各銀行ATMの手数料とDCC事情&引き出す際の注意点

[記事公開日]2020年12月30日

トルコリラ最近は食べ物の話ばかり書いてた気がするので、たまにはトルコを旅行する方に役に立ちそうな情報でも書いてみようかと。

トルコを旅行する際、日本円からトルコリラへ両替する際に、クレジットカードでのキャッシングや国際キャッシュカード(デビットカード)で現地通貨を引き出すなど、旅先でトルコの銀行ATMを使う機会があると思います。日本で両替するのはレートが非常に悪いのでやめましょうね。

私は今のところトルコで生活しているものの、日本円で日本の銀行への収入が多少あるので、必要な時にちょこちょことATMからトルコリラをキャッシングにて引き出しています。
今までいくつかの銀行のATMを使用してみたところ、機械によって操作画面の遷移が分かりにくかったり、手数料が高かったり、トリッキーなATMがあったりしました。
トルコのATMを利用してみて、気になった点をいくつかまとめておきます。

※2020年12月時点で確認した情報です。システムや手数料は変更になる可能性があります。ご利用は各自の責任で、あくまで参考程度にお願いします。

トルコの銀行ATMでのキャッシング事情


DCCを提案するATMが増えている


これはトルコに限らず他の国のATMでもそうなんですが、外国のカードでの取引の際、DCC取引を提案してくるATMが最近とくに増えてきています。

DCC(Dynamic Currency Conversion)は、即時に確定されたレートを元に自国通貨でのカード決済ができますよ、っていうサービス。
海外でカードショッピングの際にも、たまに聞かれることがありますよね?「現地通貨での決済にしますか?または日本円決済にしますか?」って。あれもそうです。

通常はレート確定まで数日かかるところを、その時点でレートが確定され、さらに日本円で提示されるので、一見分かりやすい便利なサービスに思えるんだけど、実はこのDCC、利用する金融機関によってはかなり損をしてしまうケースがあるようです。

DCCでは現地の金融機関側がレートを決める為、通常のクレジットカードキャッシング時のレート(VisaやMasterの基準レート)に比べると悪い場合が多く、さらに手数料を徴収する銀行もあります。
なので、海外でのキャッシング、またはショッピングの際、DCCは利用しない=現地通貨での取引を選択する のが賢明。

ATMでのキャッシングの際、DCCを提案する画面には、ある特徴があります。
それは、確定レートや日本円での金額、手数料(Mark up)などが表示されていること。
DCCを提案しないATMならば、レートや日本円額などはレート確定日まで分かりようがないので表示されず、単純に選択した現地通貨額のみが表示されます。
DCCの提案画面では、下のほうの小さい文字をよく読むと、「当銀行のレートでの取引になります」、「Mark up(またはCommision)は〇%です」、「この条件を承諾して取引しますか?」などといった文言が必ず書いてあります。ここで「Yes」を押して先へ進むとDCCを選択したことになり、悪いレートで現地通貨を引き出すことになる可能性があるので注意してください。


トルコの銀行


ATMオーナー手数料を表示するATMも増えている


海外ATM手数料には、「カード会社が設定するATM手数料」と「ATMオーナー手数料」があり、例えばセディナカードだと前者の手数料は無料です。
カード会社によっては、1回の取引で数百円などの手数料を徴収するところもあります。
これから書くのは、後者の「ATMオーナー手数料」の話になります。

トルコのATMでは、上記で説明したDCCを拒否した場合でも、キャッシングの取引画面または取引後に出てくる取引明細上、手数料が表示されていることがあります。

海外キャッシングでは、カード会社が指定する海外ATM手数料や年利以外に、さらにATMオーナー手数料が徴収されることは通常ないはずで、画面上や取引明細上で手数料が表示されていても、日本のカード会社からの請求時には手数料分は引かれて請求が上がってくると思います。
念の為セディナカードに確認したところ、海外キャッシング時にもしATM手数料が表示されていても、弊社からの請求はしません。という回答でした。
なので、それほど心配することはないのかもしれないけど、やはり表示されてると気になってしまいますよね。
利用するカード×利用する銀行の組み合わせで、もしかしたら徴収されてしまう場合があるのかもしれないし。
私もその辺の事情は詳しく知りません。なので、手数料が表示されないATMを利用するのが、一番安心かなーと思ってます。
※これはクレカでのキャッシング時の話です。国際キャッシュカードやデビットカードでの引き出し時には、表示の手数料が徴収されるので注意!


色んなATMでDCCと手数料を調査しました


トルコ銀行ATM

以下は、トルコのいくつかの銀行ATMでキャッシング操作を試してみた際のまとめ。
利用したカードはセディナカード。
DCCのオファー表示の有無、DCCを選択した際の上乗せ額、DCC拒否で取引した際の手数料表示、日本語&英語表示の有無について確認しました。(2020年12月時点)



◆Türkiye İş Bankası
DCC:オファーあり
DCC選択時の上乗せ:6.9%
DCC拒否時の手数料:45TL
日本語表示:あり/英語表示:あり
<補足>
İş銀行のDCCレートはめちゃくちゃ悪かったです。それにプラス6.9%がコミッションとして上乗せされるので、このATMでDCCを選ぶのは絶対NG。
また、DCCを拒否して取引を進めると、手数料:45TLの表示が出てきます。
İş銀行は老舗の大手銀行でトルコ人には人気の銀行。唯一、日本語表示があるATMです。

◆Ziraat Bankası
DCC:オファーあり
DCC選択時の上乗せ:4.0%
DCC拒否時の手数料:なし
日本語表示:なし/英語表示:あり
<補足>
DCCを選択しなければ、手数料がかかることはありません。
(レート表示画面で”No”を選ぶとDCC拒否での取引になります)
なお、Ziraatの場合は仮にDCCを選択しても、レートはそこまで悪くないです。
家の近所にZiraat銀行があるので、私はこの銀行のATMを使う機会が一番多いです。
ちなみに、トルコ国営の銀行。

◆HSBC ※オススメ
DCC:オファーなし
DCC選択時の上乗せ:なし
DCC拒否時の手数料:なし
日本語表示:なし/英語表示:あり
<補足>
今のところDCCのオファーが出ないATMで、画面案内がとてもシンプルで分かりやすく、手数料も取られないので、外国人がATMキャッシングするには一番扱いやすいかも。
私は窓口で取引をしたことはないですが、トルコ在住のオーストラリア人いわく、窓口両替の場合でも手数料が一番安いのはHSBCだそうです。
外資系だけあって、トルコでの外貨取引には一番向いてる銀行かもしれません。

◆Akbank
DCC:オファーあり
DCC選択時の上乗せ:3.99%+3.99%
DCC拒否時の手数料:不明
日本語表示:なし/英語表示:あり
<補足>
AkbankのATMは、非常に分かりづらいです。
DCC選択時の上乗せも、Mark up:3.99%、Comission:3.99%と表示されており、なぜ分けているのか不明。
途中でキャンセルしちゃったので、DCC拒否時の手数料は確認していません。
DCC選択時のレート自体は、そこまで悪くなかったと記憶しています。

◆VakıfBank
DCC:オファーあり
DCC選択時の上乗せ:7%だったか8%(うろ覚え、すみません)
DCC拒否時の手数料:60TL
日本語表示:なし/英語表示:あり
<補足>
DCCでもそうじゃなくても、手数料が高すぎ。
このATMで取引したことはありません。
他の銀行のATMが混んでいても、ここだけは空いてることが多いので、トルコ人にもあまり人気がないのかも。

◆Garanti BBVA
DCC:オファーあり
DCC選択時の上乗せ:6.99%
DCC拒否時の手数料:不明
日本語表示:なし/英語表示:あり
<補足>
GarantiのATMでは、DCC拒否が出来ませんでした。(私の確認不足かも?後ろに並んでる人がいたので、早々に切り上げてしまい真相は不明)
DCC選択時のレートはそこまで悪くなかった印象です。



ということで、日本のクレジットカードでキャッシングをする際、一番操作がシンプルで分かりやすい、かつ手数料がかからないという点でオススメは、HSBCです。その次はZiraat Bankası
あと、個別には調べていませんが、各銀行のATMには一日の引き出し上限があります。
2,000TL~4,000TLぐらいを上限としているATMが多く、多い金額を入力するとエラーが出ますので、ご注意を。


ここまで、DCCは利用しないほうが良いですよ、と書いたくせにアレなんですが、私はたまに、あえてDCCで取引することがあります。

海外キャッシングの場合、レート確定日はATM利用日ではなく、その数日後となります。
トルコリラは動きが激しいので、数日間でだいぶ上がってしまうこともあります。

この12月、トルコが市場の予想を上回る利上げを発表し、さらにイギリスとの自由貿易協定に関してエルドアン大統領がポジティブな発言をしたことから、短期間でリラは一気に2円近くもあがりました。
先日両替しようと思った際に、数日先までリラは上がり続けるなと思ったので、あえてDCCを選択してキャッシングしました。

利用したのはZiraat BankasıのDCCですが、ZiraatはDCCの取引レートも悪くなく、さらに後日セディナの取引明細を見たところ、なぜか手数料として表示された4%の手数料が引かれていませんでした。
(正確には、0.x%ぐらいは引かれてたと思います。なぜかはよく分かりません...)

上記で、海外キャッシングの際はATMオーナー手数料は取られることはないはず、と書きましたが、DCCを選択した場合は話は別で、銀行側が提示する手数料は取られてしまうのが普通だと思います。
Ziraatの場合は取引画面で”Mark Up=4%”と出るのに、なぜか4%全部は引かれていない。
なので、実際のカード会社からの請求額は、Ziraatの明細に表示されている日本円より低くなってました。

DCCは通常、銀行側がレートを決めて、さらに手数料も徴収するので、ぼったくりとか詐欺とか言われることもありますが、トルコリラのような動きの激しい通貨を扱う時、かつZiraatのように手数料が明示額ほど引かれない場合は、使いようによっては便利なこともあります。
ただ、一般的な考えではDCCは損になるケースが圧倒的に多いですし、国際キャッシュカード(デビットカード)利用時にはしっかり手数料も取られてしまうので(ソニー銀行のSony Bank WALLETで確認済み)、特に短期の旅行者であればDCCは利用しないほうが安全かと思います。


カード吸い込まれ問題、大丈夫?


たまに聞く、海外のATMでカードが吸い込まれて戻らなかった!という話。
私は幸い、その経験は今のところありません。
今まで40ヶ国近くを旅行して各国のATMで現金を引き出した経験がありますが、トルコのATMは他国のATMと比べても比較的新しいマシンが導入されている印象です。
また、地元の人々も頻繁にATMを利用してお金を引き出しているので、個人的には日本でお金をおろすのと同じような感覚で、特に不安を感じることなく利用しています。

トルコのATMでは、トップ画面(トルコ語で何か書いてありワケ分からないと思いますが)の状態で、まずキャッシュカードを挿入します。
すると、言語選択のボタンが出るので、自分が理解できる言語を選択します。
はじめて操作する際、まずこの最初のステップが怖く感じると思います。
理解できる言語で説明が出てくれば、以降は安心できると思うんですけどね。

で、カード吸い込まれ問題の対策ですが。
まずは、なるべく銀行の営業時間にATMを利用すること。そして街中にあるATMを利用する場合には、銀行の建物の外部に設置されているATMを利用すること。ですかね。
ただ、トルコの銀行ではほぼ英語は通じないと思ったほうがいいです。
なので、トラブル時に銀行のスタッフを呼べたとしても、果たしてコミュニケーション出来るのか...という問題がありますね。
そこで個人的にオススメなのは、空港や大型のバスターミナル、観光スポット近くなど、なるべく英語を話せそうな人が近くにいそうな場所のATMを利用すること。
トルコ人は困ってる人には意外と優しいので(笑)、言葉さえ通じれば、きっと助けてくれると思います。


トルコのATMでのキャッシングが不安な場合は・・・


あまり海外でのキャッシングに慣れていない、言葉に自信がない、などの不安要素が多い人は、お得だからと無理にキャッシングに拘らず、現金両替でもいいんじゃないかなーって思います。
トルコは、街中に両替商がたくさんあります。トルコ人は自国通貨が弱い場合に備えて外貨で蓄えている人も結構いて、両替をする人が多いみたいです。
私の住んでるところも特に観光地ではないですが、徒歩10分圏内に知っているだけでも2軒の両替商があります。
両替レートも4%程度でそこまで悪くないですし、うっかりDCCの悪いレートでキャッシングしてしまうことを考えたら、現金両替のほうがよほどお得な場合もありますからね。


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