※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。
本日10月29日はトルコ共和国の日(トルコ共和国宣言記念日)。1923年のこの日、ムスタファ・ケマル・アタテュルクが共和国を宣言し、トルコ共和国の初代大統領になったんですね。たった98年前の話なので、わりと最近なんだなーと。
以降アタテュルクさんが欧化政策を行なっていった結果、イスラム教徒が多いのに西洋的な風習も多く取り入れられ、不思議な感じの国に仕上がったトルコ。
で、今日はそんなトルコのトイレの話です。
これからトルコを旅行しようかなって思ってる人の中に、トルコのトイレって大丈夫なのかな?って、気にしてる人がいるかいないか分からないけど、私自身はこうしてトルコで暮らしている今でも、おでかけの際のトイレ事情はすごく気になるんですよ。
綺麗かな、洋式かな、紙あるかな、流れるかな...とかね。
なので、そんな同志のために(?)最近のトルコのトイレの様子をレポートします。
※女性トイレについて書いてますので基本的には女性に向けた記事です。
ここから先、解説のためトイレの写真を貼ります。見苦しい場合があるかと思いますがご承知おきください。
・
・
・
・
・
トルコのトイレ事情
トルコには、座るタイプの洋式トイレと、和式のようにしゃがむタイプのイスラム式(と呼ぶのが正しいのか分からないけど)の両方があります。
座るタイプのトイレ
↑
ホテルや一般家庭などでは洋式タイプが多く使われてます。
ただ、日本の洋式トイレとはちょっと異なる点が...。
↑
上の写真で、便器の中に銀色のネジみたいのが見えるでしょうか。
これ、手動のウォシュレットみたいなもので、トルコの洋式トイレにはほぼ付いてます。我が家のトイレにも付いてます。
便器の横に蛇口ハンドルが設置されていて、ここをひねると便器内の銀色の部分から水が出てきます。
が、日本のウォシュレットのようにノズルが前に伸びて上に向けて水が噴射されるわけではないんですよ。
ただ普通に、前方にドボドボとお水が流れてくるだけ。水量はあるけど勢いはなし。
トルコ人に正しい使い方を確認したところ、用を足したあと、この水を出しながら、自分の左手を使って洗うんだそうです。
ヨーロッパでいうビデのような使い方ですね。
この手の洋式トイレでも、トイレットペーパーホルダーは設置されていることがほとんどなので(紙切れしてることは多いけど)、この手動ウォシュレットは使わず、普通に紙を使えば大丈夫です。
実際にトルコ人でも、紙を使う派、水で洗う派、両方いるみたいです。
しゃがむタイプのトイレ
↑
トルコでは、このタイプもいまだよく見かけます。
イスラム式のトイレ、和式のようにしゃがむタイプです。
ドアのほうを向いてしゃがむのが正解らしいです。(日本の和式トイレは逆よね!?)
上の写真で手前に短いホースが伸びてるのが見えるでしょうか。
これも、先ほどの洋式タイプの手動ウォシュレットと同じ使い方で、水を出して左手を使って洗います。
ちなみに、排泄時などに左手を使うために、左手は不浄の手とされてるらしいです。
村のほうに行くと、このホースすらなくて、手で汲むようの桶が置いてあってそれに水を入れて手洗いするようなトイレもあり、手洗いがスタンダードなエリアもあるようです。
イスラム式のトイレでは、トイレットペーパーホルダーじたいが設置されてないところもたまにあります。
水洗いした後に紙で拭かないの!?ってビックリしたんだけど、どうやら拭かないで平気な人も多いみたい。
ま、乾燥してる地域だからね(そういうことじゃないか…笑)
家庭だと、一人一人に専用のタオルを用意してあることが多いみたいだけど。
イスラム圏の国でトイレに行くと、便座や地面が濡れてることが多いんだけど、原因はコレだったんだなーって。
あれは、使った後のトイレを水で流して綺麗にしてるんですね。(そうじゃない場合もあるかもしれないけど)
日本だと、トイレのどこかが濡れてるって、なんか不潔な感じがしちゃいますよね。
でも、イスラム圏では水洗いして綺麗にするってのが当たり前のようです。
トルコのトイレについてまとめ
以下、トルコのトイレに関して、私が見聞きして知ったこと。
● 一般家庭では洋式トイレが一般的になりつつあるけれど、古い家、村にある家などではイスラム式トイレを使っている家庭もまだある。
特に年配の人がいる家庭だと洋式は使いたがらないようで、あえてイスラム式トイレを使ってる家もあるらしい。
大きな家だと、洋式トイレとイスラム式トイレの両方を設置している家庭もある。
● 外国人が多く訪れる町にあるホテルは、最近はほぼ洋式トイレになっている。
● 観光地であれば、レストランやカフェのトイレもほぼ洋式トイレになっている。
● ファストフード店(マクドナルドやバーガーキングなど)や外資系コーヒーチェーン店(スタバなど)には、洋式トイレが設置されている。
● 鉄道駅、バスターミナル、ショッピングモールなど、大型の施設で個室がいくつも設置されているようなトイレの場合、洋式とイスラム式の両方が設置されていることが多い。
その場合、一番奥のいくつかが洋式になってることが経験上は多い。ドアにマークが付いて分かりやすくなっているところもある。
● モスクのトイレは大抵綺麗。でもトイレットペーパーは紙切れしてることが多い。
イスラム式トイレしかないモスクもあるけれど、洋式トイレが設置されているところも結構ある。
● ホテルやレストラン、一般家庭などではトイレットペーパーは基本流して大丈夫。
ただ、詰まるトイレも多いので、その場合には流さないほうがいい。流して欲しくないトイレの場合、大抵大きなゴミ箱のようなものが隣りに設置されているので、そこに捨てる。
こんなところでしょうか。
私はイスラム式トイレがちょっと苦手で、できれば綺麗な洋式トイレを使いたいので、今住んでる街のよく行動する範囲については、ある程度トイレを調査済みです。
旅行者に向けてアドバイス
トルコ旅行中のトイレ対策を、思いつく範囲でいくつかあげてみます。
● ツアー旅行だとバス移動が多くなると思うので、使う機会が多いのはおそらくバスの休憩所。個人旅行でも都市間を長距離バス移動すればバスターミナルのトイレを利用することがあると思います。
休憩所やバスターミナルでは、有料のトイレがほとんど。場所にもよりますが2021年10月現在、2TL程度の利用料となっているところが多いです。
有料なだけあって、きちんと掃除されていて、トイレットペーパーもちゃんと補充されていることが多いです。(中にはエッ!ってぐらい汚いトイレもあったけど)
有人のトイレだとお札で払ってもお釣りをもらうことができますが、最近は自動ゲート化されてるトイレも多いので、その場合にはコインがないと入れません。1TL硬貨を多めに持ってるようにするといいと思います。
● 前述のとおりトイレの個室は地面が水で濡れてることも多いので、特に女性は服装に留意するといいかもです。ワイドパンツのような物だとちょっと大変かも。
● 観光中、博物館などの室内観光であれば特にトイレの問題はないかと思いますが、自然のなかを歩いたり遺跡めぐりをする場合には、すぐにトイレが見つからないこともあります。実際トルコの遺跡はとても広いことが多く、そのわりにトイレの数は少ないです。
日頃からトイレが近い方は、ツアーであれば事前に添乗員に確認しておく、個人旅行であれば施設パンフや地図でトイレの場所を確認しておくなどしておくといいと思います。
● 街歩き中であれば、ファストフード店やショッピングモールのトイレは利用しやすいです。
特にショッピングモールのトイレは綺麗に掃除されてることが多いのでオススメ。
洋式トイレにこだわらなければ、モスクのトイレを借りるのもいいです。モスクはあちこちにあり旅行者が利用しても問題ありません。観光地のモスクだと有料(コインを入れる箱が設置されてたりする)トイレもあります。
● トイレの紙切れ対策として、トルコ旅行の際にはティッシュを持ち歩いたほうがいいかもしれません。
あと、トルコ旅行中にはお腹が緩くなる人も多いようなので、気になる方は携帯用のウォシュレットを持ってくるとか。
私はまだ試したことないけど、イスラム式の手洗いにチャレンジしてみるのもいいかも。
実際、手洗いはかなりスッキリ綺麗になるらしく、イスラム圏の国をよく旅行する人で、一度やったらやめられない!って言ってる人もいますので、旅の思い出にもなるし、機会があれば是非(笑)
以上、トルコのトイレ事情でした。
トルコ旅行計画中の方は、失敗しないトルコ旅行の手配まとめ という記事も参考になるかと思いますので、よろしければご覧ください。
↓↓ 旅行関係のお得情報やクーポン掲載してます ↓↓
にほんブログ村